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精神を食らう正体ーカルトの目的

 正月から、神社はとても大きな賑わいですが、小銭に混じって時々大きな夢や希望さえも投げ出されているような気もします。願掛けは、僕は心の世界の中ではとても乱暴な儀式に見えることがあります。神様に夢を託すといえば聞こえはよいのですが、それで何か情緒的なことで終わってしまうような虚しさや浅ましさも感じます。

 或る宗教では、自分の夢を書いて火を焚いて燃やすという儀式もあります。これが心の世界に投影される景色は絶大で、集団催眠のような背景も手伝って殆どの人が涙を流して、心に深い感動を生じます。

 自分の夢が燃やされるということが悲しいのか、それともその夢に執着していたことから開放されたことが嬉しいのかわかりません。泣くことで何かが吹っ切れ気持ちが引き締まると言いますが、それが果たして何によいのかはっきり把握できる人はあまりいないのかもしれません。

 カルト宗教は、何か精神世界の進んだ部分を取り入れて肥大化していくような印象がありますが、実際にはとても古典的で保守的な部分の寄せ集めにすぎないです。

 もっとも長い時間、時代の流れとともに行き渡ってきたキリスト教や仏教などは、本質の部分からかなり離れ、時には権力者に捏造されて、かなりの力を殺がれた形で現在にわたっています。

 日本の古来から続いている信仰にも、そろそろ、どれが良い祈祷で、どれが良くない祈りであるかなどを選り分けていく時代が始まっているような感じがします。古くから伝わっているものでも、悪しき習慣や約束事はあるのだと思います。

 僕は、古来から神様の中でも悪しき神様がいて、それは人々の夢を食らうことでその力を維持してきたのではないかと感じることがあります。人は本来、生まれてくるときは、生きていくことに夢や希望をもってきます。

 貧しくとも、富めるものでもそういった夢は、平等にあるのではないでしょうか。しかし、長い人生の中で夢を食らう神様に出会ってしまった人は、次第に生きがいや、やる気みたいなものを失っていきます。

 夢は心の一部であり、本来は何人であろうと奪うことは許されていないと思います。生きていることイコールが夢をもつことであり、それを実行することが生きがいにつながっているのだと思います。

 前述のように間違った信仰でそれを失っていくこともありますが、社会の中にもそういった夢を食らう神様が潜んでいて、いつの間にか奪われてしまっていることもあります。

 僕が、目の前でもいた教祖はまさに夢を食らう神を使う神官でした。多くの信者の夢を吸収した神は、次第にその力を広げていきます。夢を奪われた信者たちは、益々その神に惹かれていったようです。

 一度失ってしまった夢を取り戻すには、余程の想像力が必要になると思います。しかし、その想像力をもっとも大きくさせていくのも、夢が関係させているので、夢を失った人間が救われてくることは、とても困難な道を渡っていくことになります。

 所詮人の夢でもあるのか、夢を食らう悪しき神は。残念ながら満たされるということがありません。どれだけ夢を奪っていっても終わりはないような気がします。

 悪しき神は、社会のシステムをつくり、もしくは愛に飢えている人々の間に突然出現します。

 貴方は悪しき神の信仰を行っていませんか?夢は心から直近くにあるものです。

 安易に夢を与えてくれるものは、反対に夢を奪ってしまう悪しき神がその背景にたたずんでいます。

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by fenice2 | 2010-01-13 00:27 | 夢 希望
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