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動と静、陰と陽ー想像する世界

 最近、香りをつくっていると何故か、以前よりも深い集中力があることがわかります。イメージするほうが、強くなっていることを想うと、良い意味でも悪い意味でも、現実を想像の世界が超えていることがわかります。

 香りをつくるには、イメージから先につくっていくやり方と、香りからつくっていくやり方がありますが、最近ではもっぱら香りからつくるやり方をすすめていますが、それだけモノがマインドに影響されやすくなっているような気がしています。

 こういう時代は、気力や精神力みたいなものが世の中や社会を変える力をもつ時なのかもしれません。バブルの時期のような、経済が勢いのあるときはモノが力がありますし、多くの人がモノに関心を持っていました。今の時代は、モノが売れないといいますが、モノそのものの力や影響力が薄れ、本来の人の希望や夢が少しは優先されてきたといるかもしれません。

 モノに関心はなくとも、お金には関心があるときは、やはりデフレ現象がおこるのも仕方がないようです。しかし、それ以上に精神や心に関心が集まれば、お金に対する執着も薄れてきますから、極端な経済破綻はなくなるのでは感じています。

 僕は、来月からは、自分の仕事も色々な形で動き出すだろうと感じています。香りのようにモノですが、もっとも軽く、人の内面を映し出すものはその働きが、今まで以上に大きくなってくると感じています。ウィルスではないですが、小さくて目に見えないものが大きな力を発揮してきますが、それらは大きな意味で、目に見えないものからの影響も強いのではと思っています。

 人が、人の食べモノにするために生き物を、遺伝子操作など根本から動かし続けてきたことは、やはり大きな意味ではその真価や罪が問われているのではないかと思います。僕自身は、あまり肉は食べませんが、より高品質な肉というのものが、どういった基準で選ばれてきたのかは、果たして疑問に感じることもあります。

 クリエーターや芸術家と言われてきた人も、今の時代は、果たしてそういった経済の流れの中だけで生み出してきたのか、もっとも心の内面から出してきたのかその違いがはっきりわかってくると思います。残念ながら、過去の西洋の芸術家などは、殆どがそういったお金のため、欲望のために生み出されたものも多かったのではと感じています。

 心や精神の感動は、ビジネスモデルと反対の方向性を持ちますが、芸術や表現者が食べていけない世界かというと、僕はかつてこれほど表現者にとって今の時代ほど良い時代はないのではと思っています。

 心から感動するものを伝えていくには悪い時代ではないです。

 
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by fenice2 | 2010-05-26 19:18 | アロマ 香り
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