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烏丸四条のナリス化粧品さんでイベントさせて頂きました

 東京では、ポーラさんで調香の仕事を以前、やらして頂きましたが、今回は四条烏丸店のナリスビューティースタジオでの仕事をお受けしました。

 10数人ほどの方の香りを作りましたが、前回の調香のイベントよりもゆっくり出来たのでありがたく思っています。ナリスさんは、化粧品が無香料だそうなので、お客さんも香りに対してとても敏感な方が多かったように思います。

 毎回、香りをつくるたびに思いますが、何時もどれだけのものが出来ただろうと見返ることもしばしばです。仕事としてのレベルもそうですが、自分の基準がもっと高いところにないと、沢山の人をおつくりするときにどうしても妥協する部分も出てきます。

 香りで表現する世界は、大抵が現実の世界ではなく、夢の世界です。何処から始まって、何処から終わるのかわかってるようで、わかっていないところがあります。無限の世界を有限な世界にあてはめていくのは、最初の接点が間違うと表現したいことの半分も実現できないことになります。

 場所が変わり、周りの環境によって香りはどうしても色々な制約を受けます。最近、僕は時々つくるのに慣れているのではないかと感じることがあります。慣れは悪いことばかりではないですが、馴れ合いは何も良いものを生み出さないです。

 そろそろ、また香料も新しいものも入れて、新しい技術をつくっていかなくてはならないのではと感じています。勉強会でも、だいぶ香りが出来るひとたちもいるのでまた新たな課題を出していかなくてはならないのではないでしょうか。

 巧くつくることは、仕事としては仕方がないのですが、楽しさや喜びが伝わらなくなると香りがきっと飽きのくるものになってしまうような気もします。

 香りは、気持ちや感情、心みたいなものにそっと寄り添うものでよいのではと思っています。つくる人間がどれだけ見えないものに心を尽くせるかにかかっています。

 僕にも、まだまだ課題はありますし、登るべき山もあるのでしょう。しばらくまた今のベースなどについても見直してみます。
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by fenice2 | 2010-12-09 20:06 | アロマ 香り
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