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滋賀県のとても魅力あるブティックのオーナーさんとお仕事させて頂きました

 昨日まで久しぶりに東京で勉強会をしていましたが、その前にあまりにも個性的なブティックのオーナーとお仕事をしていましたので、なんとも目まぐるしい日々でした。やはり地方でお仕事をされている方は、とても魅力ある人も多く、今回そこで香りを作らさせて頂いたのは、有意義な仕事でした。

 何よりもここのオーナーが、お客さんとの信頼関係が強く、僕のように人の心の深い部分に好むと好まざるとにかかわらず入っていかなくてはならない仕事は、そういった環境下ではとても大きな効果を生むことになると思います。

 そもそも僕が、この仕事をやろうと思ったきっかけは、人は人間関係が疎遠になることで生きる気力を失ったり、絶望にいたることも多く、特に核家族の今のような社会は、一端身内との関係がこじれると知らないうちに社会からもはじかれてしまうことも多いと思います。

 カウンセリングや占いみたいな分野でも、僕は一時期仕事をやりましたが、人の悩みや苦しみを元に生計を立てていくことは、やはりあざとくなっていくことも多く、どうかすると人の不幸の上で自分の生活が成り立っていくことが当たり前のような感覚になっていくこがとても不快に思っていました。

 人に何かアドバイスをしたり助言をすることは、なるべく直接儲けなどとはつながっていないほうが良いはずで、昔から近所の年寄の、ふとした言葉が知らないうちに大きな助けになっていることも多いかと思います。

 京都に住むようになって、昔ながらのそういった近所の仕組みが残っているところもあって、それがすべて良いとは思いませんが、少なくとも大きく心がマイナスのほうに傾いている人などには、犯罪や自殺を起こさせない大きな予防になっているような気もします。

 オーナーの香りは、卑弥呼と名付けましたが、確かにそのオーナーが何気なく言っていることもまるで霊言のように聞こえることもあって、お客さんは何か引き込まれるような気持ちになっていくのかもしれません。

 僕自身が、香りをつくるときに生まれてくるイメージやストーリーみたいなものには、確かに何かその方にとっても大切なこともありますが、それも今回改めて認識しましたが、深い信頼関係があってこそだと思っています。

 経済をよくするのも、単に売り上げを上げるといった狭い分野にも、こういった人の信頼関係がベースになければ、何もかも空しく壊れてしまうのではないのでしょうか。僕自身も、おそらく普通の家よりも深い愛情に囲まれた家庭に育ちましたが、そういう背景から人の付き合いも決まってくるなと感じさせることも多くありました。

 未だにどこかお人好しのところを自分によく感じます。

 どんな時代になっても強い気持ちさえあれば、人と人はもっと深い気持ちになれてくるのかもしれません。これからの仕事のキーワードは、やはり人対人の気持ちにあるような気がします。それを失ってくるものはどれだけよさそうに見えても仕事、組織、家族でもいずれも崩壊してくるはずです。

 どれだけ良い香料をそろえても、そこに間違いがあれば何もならないのだと思います。モノはよくて当たり前、技術も伴わなくてはなりませんが、そこに深い人の関係がなければ、何も残らないのではないでしょうか。今回の仕事でそのことがしみじみ分かりました。

 

 
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by fenice2 | 2010-12-22 14:33 | アロマ 香り
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