先日、北野天満宮に一番梅の香りを聞きにいきました。梅は一番最初に咲くものがもっとも香りが濃く、平安時代ではその香りの良し悪しによってその一年の動きを占っていたようです。今の時代でそういった古式ゆかしい行事がされることもないのですが、僕自身は香りの世界に住む人間として毎年行っています。 この北野さんを訪れるまえに必ず寄るのは、白峰神宮ですが、どちらも人間への戒めを促す神様であることには間違いないのですが、特に僕は四国の坂出に流された白峰新宮の崇徳天皇に興味を持っていて、日本の社会が歪みをきたした時には、何故か大きな影響を与えるのではないかと勝手なながら予感してい、ます。 白峰神宮は、鞠蹴りの行事が行われることから、いつしかサッカーなどスポーツのお守りとして有名になっているようですが、きしくも日本のサッカーが今力をつけている姿を見るとまんざらつながっていないのでもないだろうと感じたりします。 やはり今年も足元から、色々騒がれることが多いので、さぞかし梅の香りも少し落ち着きのない香りが残っているのではないかと想像していきましたが、そうではなかったようです。季節の花の香りを聞きに行く場合、冬の花などは、なるべく日が落ちてからのほうが良いようです。椿などは、真夜中にもっとも甘い香りを漂わせてきます。 夕方ごろを目処に境内に入りましたが、最初から甘く穏やかな香りに包まれていました。特に白梅の香りがとても心地よく心に入ってきました。少し黄色の老梅も良い香りがしましたが、なんといっても白梅の香りには素晴らしいものがありました。 こうやって、京都を中心に日本中で良い香りのする場所を今年は、香りで再現していこうと思っていますが、とりあえず、その白梅の香りを再現しようと思っています。それが、おおげさではありますが、「地球の欝を香りで消すプロジェクト」のつなげていければと思っています。 良い香りを聞くと、自然に心より感謝の気持ちが沸いてきます。こういった背景で我々はやはり生かされているのだということを実感しました。そういう意味では、そういった心から香りに聞き入ることが出来る場所が奪われ、失われているような気がします。 スピブームとかいって、自分のパワーなどを拾いにいくという行為にどれだけの価値があるのでしょうか?神々しい場所には、必ず一言ではいえない深く貴重な芳香があります。我々は、それは一息すっと吸って感じるだけで汚れた記憶や思いでさせも浄化してくれるようです。 感覚を研ぎ澄まし、なおかつ神々しい香りに触れることで次の時代の新しいステップが見つかってくるはずだと思います。良い香りと、それを感じる良い感覚がそろえば、強い想像力が生まれてくるはずです。それが日本人が古来から持っていた、エネルギーだと思っています。
by fenice2
| 2011-02-11 19:45
| アロマ 香り
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