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今のオカマ文化と香り

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 香りの仕事をやり始めて少し経ってから、男性なんだけども中身は女性という方によく接するようになりました。海外ではゲイですが、日本ではおかまさんですね。その方たちは普通に仕事をしている方もいましたし、そういう筋の仕事をしていた人もいました。

 NYにいたときは、香水売り場が、ほとんど男性用とか女性とかに分かれていないところがあって、またいかにもそれっぽい人が香りのアドバイザーをやっていました。僕は、それらの人たちからはどうも同類に見られるようで、今でも迷惑をしますが、感性の仕事に関係している以上どこかつながっているところがあるのではと思ったりしています。

 ゲイという人たちが、積極的に香水や香りを取り入れて自分をアピールするのと対照的に、日本でのオカマさんという人たちは、むしろ普通の人よりも香りを避けたがる人が多かったようです。実際に、弟子の中にもいるのですが、香りの組み合わせやセンスはいいですが、嗅覚がよくない人たちが多かったです。

 どちらも、男性でありながら男性に性的な興味があって、また普通に男女の恋人のように付き合ったりするのですが、ゲイが強く性的なアピールをするのに対して、オカマさんたちはあまり自分のことを出したりしません。

 そういう部分だけを見ると、今はほとんどいなくなった大和撫子を見るようでもあり、男性の中に隠された女性の神秘みたいなものを見るときもあり、なるほど多くの女性から好かれるのもわかります。女性があまりにも表現豊かになって、そういった奥ゆかしさを失っていったとともに、オカマさんはその古来の女性tらしさを引き継いでいったともいえるかもしれません。

 奥深い女性らしさをもっている人は、最近香りをつくってみたいなあと思っていますが、TVで活躍しているような人たちは、あまりその中身に古風な女性らしさを感じません。彼らは、中性であって、中身が女性とはいえないのかもしれません。

 香りや花でたとえると、やはり木陰に咲く小さな雛菊のようなイメージでしょうか。直接その香りを聞くとかなり苦いイメージがあるのですが、小春日和になって、ふとどこからともなく漂ってきた甘い香りが、その雛菊の香りだったりします。香りは、時間や天候、周りの環境などによってその感じかたは様々に変化していきます。

 淫靡で奥ゆかしい女性らしさをもっている、オカマさんなら香りをつくる意欲が出てきますね。
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by fenice2 | 2011-03-07 16:19 | アロマ 香り
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