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御所の香りー桜と松と苔の間に

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 京都御所のなかに入るのは、何度かありますが春は久しぶりでした。何時もなら桜も散っているところもあったのですが、今年はちょうど見ごろで慌てて入ったわりには良かったような気がします。

 色々見ましたが、最期に見たこの小さな庭の松と桜のコントラストがなんとも美しく、また香りもほのかに漂ってきてとても落ち着いた時間をすごしました。

 考えてみれば、御所にはとても松の木が多く、やはり日本人は松の木によって心が支えられていることがとても多いのかもしれません。この季節の松の木は、夏に感じるものと違ってもっと優しいものがあります。

 帰ってからも、香りの勉強会でこの風景の香りを再現しましたが、なかなか面白いものが出来たので満足していました。自然の中の香りの交わりには、やはりまだまだ季節によって奥深いものがたくさんあります。この風景も景色としては、淡いものですが、香りの世界ではたくさんの発見があり、また癒しがあります。

 自然の良い香りは、実はあまりにも人の嗅覚に刺激をすることがなくて、ほとんどが意識されないものが多いです。しかし、我々は一つ一つの香りを見ていても、どうやったらこれだけ繊細に優雅に香りが交わっていくのか、驚きと感動の連続です。

 この松と桜と苔の自然の香りの交わりによって、僕自身新しい調香法をまた見出したような気がしています。新しいクマリンのベースをつくるにはとてもよいヒントでした。

 震災、原発問題、度重なる地震でかなりの人が参っていますね。今回の調香も少し前につくった麒水以上に心や精神に良い落ち着きを与えるのが出来そうです。

 
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by fenice2 | 2011-04-12 01:30 | アロマ 香り
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