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銀座での調香会を終えてー香りで魂を癒す時間

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 今回、なんとか無事に東京での調香会を終えることが出来ました。ありがとうございました。今回は特に、リラックスした場所で、喧騒な街中とか離れて調香することが出来ましたので、自分自身でも深く中身のあるものになったのではないかと思っています。ご参加頂いた方は、本当に良い仕事をさせて頂いたと思っています。

 よくどうして、この仕事をしたのかということを聞かれますが、僕はずいぶん若いときに、自分も、自分の愛する人も救えない立場を経験しました。救うというのは、難しい表現ですがあくまで精神的に救えなかったということでよいと思いますが、自分を失い社会の価値観に翻弄され、自分の魂や感覚を売ってはいけない何者かに売ってしまいました。

 金融世界の中に染められ、その出口には軍事産業までの危ういレールが僕の前には弾かれていましたが、その道から救ってくれたのは、或る女性の存在でした。人はどれだけ価値を失ったように見えても、誰かを救えるという使命だけは必ずもっています。救われたときに、僕ははっきりそう感じました。

 僕は、若かったし勿論救う力はなかったのですが、なぜかその女性は僕よりも年下ながら救う力を持っていました。僕は、彼女を意識することだけで少しづつですが、徐々に救われていったような気もします。宗教にもそういった力はあるのかもしれませんが、少なくとも人と人の深い関係を理解していないと、それも間違ったほうに流れてしまうのではないかと思っています。

 そういう意味では、人の関係と神との関係は本来それほど敷居があるものでは無かったのかもしれません。今の時代は人との関係に尊厳や畏敬の念が薄れているので、どれだけ神を敬っても本末転倒のような気もします。

 この仕事を続けたきっかけは、たった一人の人をなんとか救ってあげたいという所からスタートしたのではないかと感じています。それがイタリアに繋がり、フィレンツェのサンタマリアノベラを訪れて、僕の仕事が形がはっきりしてきたのですが、それだけに香りと心など、内面との関係は決して曖昧にしていかないようにしています。

 僕は、出来るだけ香りをつかって感覚を癒していきますが、それが次第にその方の存在感をはっきりさせてきますが、そこに今の色々な人間関係を明らかにさせてきます。故意に深くさせる場合もありますが、よほど意味がない限りはそのあたりには自然にわかってくるように、話し合っていきます。

 人は、誰かに喜びを与えることが出来て、困った人や苦しんだ人がいても救う力を本来持っていると思っています。

 最も、深く愛することが出来る相手には、もっとその力は強くなると思います。

 僕もそろそろ深く愛することが出来る方も必要になってきました。

 
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by fenice2 | 2011-07-26 00:52 | アロマ 香り
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