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香りの中にある日本人のidentity

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 少し前に、海外で勉強されたヒーラーの方が、香りに触れてみたいと仰ったので、一緒におつくりしましたが、自分が今まで捉えていた問題やその答えや感覚が、同じような内容でもかなり違うという話をされました。

 今色々な癒しや、ヒーラーと呼ばれる方が多い中で、本当の意味で日本人の感覚や感性で始まったものはとても少ないのだと思います。という、こういう香りをつくる構造や勉強も確かに最初は、イタリアやフランスなどの調香技術を学んでこなくてはならないでしょうが、しかし何時まで経っても、その延長では、日本人の優れた感性を再発見することもないように思います。

 欧米人のインスピレーションの源は、鉱物や石にありますから、石化された文明に平行されるように、水晶などのパワーストーンなどから、様々なメッセージを読み取ることもあるようです。

 しかし、日本人の元々の感性や感覚は、野に咲く花や、山からくる風の流れで、様々な状況を読み取り、また生き方にとっても深いメッセージを読み取ってきました。

 社会から孤立したり、人間関係の歪みなどを読み取るには、水晶などから石化されたメッセージを受け取ることは、とても有効的であり、役に立つこともあるかもしれませんが、日本人の感性を犠牲にして、欧米人の生き方や文明を引き続けるだけに利用されることもないとは言い切れません。

 香りや匂いなどからくるメッセージやインスピレーションは、とても繊細で儚いものであって、よほど日頃からそういう感覚を研ぎ澄ましていなくては、なかなか読み取ることも受け取ることも出来ないのだと思います。

 また、日本人は特にそういう繊細な感覚に敏感で、そういう意味では人の気持ちや世の中の流れを読むことに才能を見出していました。長い時代神国日本として、独立を保ってきたのは、単なる偶然ではないです。

 男女の関係でも、石化したメッセージの影響で何もかもくっきりはっきりした答えがないと不満な方が増えていますが、インスピレーションというよりは、狭い社会や組織でのモラルや規律の延長であって、深い気持ちや心、愛情を締め出す結果のものも少なくありません。

 今の時代も、先のみえない時代だとよく言われますが、元々、未来や将来は何もきまっていない存在であり、無理に読もうとすると余計に別のストレスをつくってしまうのではないでしょうか。

 香りからくるメッセージは、何処から流れてきて、何処にいくなど恒久的なものを明らかにしていくのに調和していますが、それこそが元来の日本人に流れていた感性であって、identityだと思えてなりません。

 人は不安になると、より明確な答えや情報が欲しくなっってきますが、それらの情報が幾ら増えていっても、不安な気持ちが消えていかないのは何故でしょうか。

 心から思う人と、上手くいかないことがあっても、その方の本当の気持ちやイメージさえ掴んでおけば、何故か気持ちは落ち着いてきます。

 最近になって、なかなか会えない方や、うまくいかないけど、深く愛している方の香りをつくって欲しいといわれるのもそういう理由なのかもしれません。

 不安になっても、全体のイメージさえ掴んでいれば、なんとなく迷いが消えるものです。逆に個々の行動情報を細かくみていっても、逆にストレスを感じてしまいます。

 人の気持ちは元々不安定で、不確かなものではないでしょうか。男女の関係になろうと、大切な仕事関係の繋がりになろうと、そう簡単に落ち着いてくれるものではないです。

 個々の状況では、複数を好きになったり愛したりすることもあります。しかし、恒久的な立場でみれば、人はそれほど深く愛することが出来る人は多くありません。また、仕事にしても心身をかけて取り組むことが出来るものは、一生に一度あるかどうかです。

 心にも、愛情にも不確かで不安定なものを持つことはむしろ大切なことです。無理に安定させようとすること自体が、心を病んでしまうことにもなるような気がします。

 蛇の頭を持つメディーサは、人を石化していきましたが、あまり心や気持ち、また将来など元々はっきりしないものを固めてしまうのは、そのメディーサの行為と同じ事だと思います。

 
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by fenice2 | 2008-07-25 21:08 | アロマ 香り
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