<< 法隆寺夢殿ー封印された香り 苔に噎ぶ三千院 ー 心の中の美... >>

秋も少しずつー第一回蝶人の会を終えて

f0149554_0494327.jpg


 紅葉の時期になると、嫌というほど京都の人が増えますが、今の時期はまだまだ少ないほうです。

 先日、お陰様で香りを勉強されている方で蝶人の会を行いました。会員の方には詳しいご説明などの連絡をしていますが、このブログでは別の一面で触れていきたいと思います。

 香りを勉強されている方は、殆ど僕のマンツーマンでほかにどのような人が居るのか、今まで殆ど明らかにしてきませんでした。

 僕自身が教えていくことが、そういう大人数のものとは合いませんし、単に妙な競争意識で出会っても、心を向き合う一面からは外れてしまうことがよくないと思っていました。

 僕が思う厳しさとは、如何に自分自身と向き合うかにありまして、そういう意味では僕自身も少しでもそれに怠ってくれば、香りをつくることでマイナスな一面が表に出てきてしまうと思います。

 我々はイメージで香りをつくると言っても、単になんとなく浮かんだもので香りをつくっているわけではありません。何度も何度もその方の見えない部分を香りで見つけ出していっては、全体像をつくっていきます。

 そうやっていくと、ここでも何度も触れているように、心に流れる本当の物語のようなものがでてきますが、それを忠実に香りにあてはめていくことで、相応しい香りが出来てきます。

 しかし、今回共同で香りのイメージをつくりましたが、一人の人がつくったイメージに、別の人がつくったイメージがとても上手く重なっていくことが解ってきました。このことがとても、強い力を生んだような気がしています。

 蝶人という香りをつくることが出来る人達は、香りを通じてより深く内面をみていことが出来ていく人達ですが、その人間が集まると、何故かその力が一つになっていくのは不思議でなりませんでした。

 もしかすると、良い香りのつく手とは、より多くの人と香りを通じて共有できることなのかもしれません。我々は、普段から数十種類を超える香料の組み合わせに対峙していますが、殆どが初めての組み合わせも多く、もっとも難しく苦労するところです。

 しかし、そういう面を何百、何千と超えていくうちに、自分の性格だけでなく、他の人の性格や感情までも上手く取り入れてしまっていることも少なくないようです。

 そういう意味では、香りの勉強は競争よりも共感できる人が深く強いものを生むことが出来るのではないかと思ったりします。

 香りの世界の中には生かすものこそあれ、殺す存在のものは何もありません。影になったり、立役者になる香りがあっても、そこで生かすことが出来れば、香りは喜んでその役割を全うします。

 調香の世界は、まさにファンタジーでそういう勉強を越えてきた人同士は、やはり強い影響を与え合うということもよく解りました。

 只、これまでやってきて誰でも出来るものではないということもよく解ります。能力やセンスなどもあるでしょうが、それ以上に先ほど自分に向かう厳しさや香りに向かう我慢強さなども必要です。

 金融世界は、大変ですがこういう仕事はこれからより世の中に影響力をもってくるような気がします。蝶人の会は、香りを通じて具体的に世の中を動かしていく機関にしていこうと思っています。

 その中では、やがて流派も出てくるかもしれません。世の中は、優しい言葉や会話も必要です。しかし、何かを作り出せる力を持っていなければ、その言葉も力を持ってくることはありません。

 我々にとって、カウンセリングや占い、未来を考察することもほんの入り口に過ぎないと思っています。

 時代は、大きく変わっていきます。香りを勉強される方も、かなりの人数になってきました。一人一人の想像力で、大きな力をつくっていこうと思っています。

 香りや、社会や世の中にとって大きな背景になっていきます。目立つことはなくても、目にみえるものではありませんが、少しずつ人の心や社会のマインドを変えていけたらよいのではと思っています。
[PR]
by fenice2 | 2008-10-15 02:25 | アロマ 香り
<< 法隆寺夢殿ー封印された香り 苔に噎ぶ三千院 ー 心の中の美... >>