カテゴリ:蝶人の会( 2 )

7月25日上賀茂神社のてづくり市に参加します

 
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 以前から、ホテルなど色々なイベントには参加してきましたが、京都ではあまり活動が無かったので、大したことは出来ませんが、蝶人の会の寺田さんと一緒に、香りつくりのイベントを行います。香りの勉強をしている方は遠方の方も多いと思いますが、来られる方は覗いてみてください。

 価格も普段の仕事のものよりもかなり手ごろにしようと思っています。タープなど普段余り使わなかったものもそろえていかなくてはならないので、少し準備も大変です。それよりも野外ではほとんど調香を行ったことがないので、暑さやほこり等を少し心配しています。

 上賀茂と下賀茂神社は、かなり前に京都に来てからずっと愛着を感じていた所でした。僕自身は、こういった市はまだよくわかっていないのかもしれませんが、ひごろ敷居が高く感じている方にも、是非調香に触れて欲しいと思っています。

 価格は2千円ぐらいから3千円の間で香りを色々揃えようと思っています。少し作業が大変でも作り置きみたいな商品は極力減らして、ひとつひとつつくりたいと思っています。

 神社の境内で仕事をするということは、なんとも非日常的な経験でもあるので、あまり神様の逆鱗に触れないように、あざといことを考えずに行うと思いますが、こればかりは日ごろの態度がはっきりと出てしまうのかもしれませんね。

 もっとも、香りと信仰や、魂などとの関係は古くはエジプト時代から深いつながりがあります。あまり考えすぎてもよくないのでしょうが、何か新しい発想の基になってくれればと思っています。
 
 香り好きの方に、色々出会えることが出来たらうれしいです。
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by fenice2 | 2010-07-14 00:12 | 蝶人の会

調香ー人工的なものと自然との闘い

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 ここ10年の調香の仕事は、そのほとんどが香料との向きいにあったように思います。その10年の大きな転機を最近迎えている気がして、暫くは自分の感覚や感性をとても抑えていたような感じがしていました。色々な香りをつくっていても、まだ自分の隠された部分は開放されるべきではないように思っていました。

 蝶人の会をつくって、勉強会が増え、一時は多くの人が参加していただけましたが、僕自身駆け引き無しで教えていたので、中にはとても辛く感じて勉強を出来なくなってしまった人も少なくないです。しかし、おかげさまで僅かですが、乗り越えていった方もいるので、そろそろ新たな方向に向かいだすべきではないかと考えていました。

 僕の勉強会も最初の方は、ベースと言われるいわゆる調香香料が多かったので、実際には混ぜるにはそれほど技術を必要とされることはありませんでした。その代わり、僕自身がその作品に映りだす精神的なものを、しっかり見るようにしました。

 それで、精神的に大きな悩みを抱えている方にも色々役に立つことがあったように思いますが、徐々に天然香料を多くしていって、うまくいけば深みがでるが、なかなかそれが難しくなる調香方法を増やしていきました。

 ついに、去年の暮れあたりから、急に天然香料ばかりをつかって調香するようになりましたから、それで多くの人がつまずきましたが、逆にそれが最初の勉強のきっかけになった人もいるので不思議なものです。香りの世界の馬鹿馬鹿しいほどの常識では、ケミカルのものを使わないことは邪道とされてきたので、そのあたりにも僕なりの反発がありました。

 天然香料の調香はほとんどといってよいぐらいうまくいきません。料理で、ジャガイモやニンジンを突っ込んで煮ることとは、雲泥の差があるのが調香の世界です。経済というか商品にするには、そんな試行錯誤をやっている暇がありませんので、ケミカルをなるべく多く使って、安易なものに仕上げていきます。

 多くの人が、自分なりの方法で香りを混ぜていったことは、それ自体が失敗だったり成功だったりしましたが、少なくとも僕の調香の経験にとっては、多くの財産を残してくれることになっています。

 最近、やっとまた少しずつケミカルをいれるようにしていますが、天然の調香を乗り越えてきた人たちにとっては、全く今までと違った武器や知恵になっているように思います。我々の生活の一部が、化学的なものの産物に支配されるのは仕方がないにしても、それを何処まで許せばよいのかは、まさにこの天然香料との調香方法の中にヒントが隠されているのでは感じています。

 日々の生活の中で、ケミカル香料はかなり多くなって知らぬ間に、感情や感覚を狂わせたりゆがめたりしています。人の生活のストレスがケミカルを近づけてしまうのか、ケミカルが多いからストレスを感じてしまうのかは、なんともいえませんが、そのあたりに見えない世界の影響があるように思います。

 人によって何処まで、天然を使い何処までケミカルを許すのかは、差があるようです。今香りの小説で書いているように、香りの勉強会でも今まで以上に、ケミカル香料と天然香料をわけてつかっていこうと思っています。そこにもっと今の時代に役に立つ調香方法が隠されているような気がします。

 人の心、もしかしたら魂さえも人工的なものなのかもっと本能的なものなのかさまよっているのかもしれません。

 新しく勉強に参加された人が数名見えますが、また蝶人の会の会報などでご報告していきます。今年は、香りが何処まで社会や組織に関係できるかをテーマとして活動していこうと思っています。

 

 
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by fenice2 | 2010-06-18 16:59 | 蝶人の会