カテゴリ:シャーマン( 20 )

奈良の秘境 玉置神社を訪ねてー凋落した人達、社会

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 ここには、京都からでも5時間近くはかかりますが、道も悪くわざわざ好んで行く方は少し前のスピリチャルブームならともかく、殆ど居ませんが、過去有名になった人の中にはここを何度か訪れる人も少なくないようです。

 標高千メートルの場所にそびえ立つのも不思議ですが、ここの神社の由来が畏れ多いものが幾つもあって、空海が高野山を作る際にも、何度も足を運んで許しを乞いにいったり、狐憑きで困って、何処の神社でも祓えなかった強い悪霊でもここでは完全に取り除いたらしく、今でもそのことが三柱神社の境内には書いてあります。

 また天狗が昼間でも闊歩することがあって、不埒な参拝者には大岩を転がして天罰を与えたなど、僕自身が実際に聞いたり感じたりする部分でも、なるほどそういうことを信じるに値することが幾つもありました。ここの神様は、玉置山の頂上に置かれた大きな石がご神体だそうですが、その殆どが山に埋まっていて、一体どれぐらいの大きさがあるのか今でもよくわからないそうです。

 以前に、疲れた時に和歌山の山中を模索して、なんとも言えない山の神々しい香りや匂いに癒されてからこちらを訪れるようになりましたが、僕は自分の感覚を鍛え、研ぎすます為にもこの神社を訪れることは欠かせない日常的なことになりつつあります。

 初めて、ここを訪ねた時は実は辺りがすっかり暗くなってからの真冬でしたが、何故か多くの悪魔が街に向かって飛んでいるのを感じました。そのことと関係している訳ではないのですが、この神社のお札だけが日本でも殆どない悪魔退治と命名されており、悪霊でなく、悪魔とされていることに、太古の感覚に通じるものがあるのかもしれません。

 僕の父親は、社会では成功者でしたが、人と神や自然のとの関係よりも、人と人の関係を優先させた人間でしたから、人としても魅力があって情け深い人間でしたが、最期は苦痛の表情をして若死にしていきました。僕は22歳で父の死に向き合って、その美しくない表情については疑問を持ちました。

 父以外で最初に、自分の師のように感じたのは或る作家でしたが、僕はその弟子になって自己犠牲の尊さや文学や言葉に対する気概みたいなものを習いましたが、結局父ほどは魅力を感じずにその人からも去ってしまいました。

 芸術や文学さえも、人を基盤にしていないとその技術などは大したことはないというのが僕の持論ですが、香りの仕事もそういった、人や人の心から離れない姿勢が大切で、最近そういうことをする人が少なくなって、目立ってきたのだろうと思いますが、こういった漠然とした神や自然から自分自身がどう見られているかという部分を失うと、どのような偉業を達成した人でも、精神的に堕落していくような気がします。

 玉置神社に近づくにつれて、僕のつくった香りが異様に車内の中に立ちこめてきて、確かに少しもれていたことが原因だったのですが、それでも下界ではそれほど感じなかったのに、なるほど古代から神官が神と啓示を結ぶ為には良い香りが必要であったということがよく分かりました。

 今回は、自分のつくった香りを神殿に寄進しに行ったような思いでしたが、改めてその場所で自分の香りを聞いてなんとも心地よい感じがしました。

 堕ちるにまかしたままの社会の中では、どううまく振る舞おうとも人もやはり同じように堕ちていくと思います。僕にとっては、今の社会よりもこういった神聖な場所で息をするほうが自然な感じすらしています。人や社会の評価は、様々ですが、一見自己満足のように見える神や自然との小さな接触の中に、自分の価値を見いだす事を忘れてはならないです。

 
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by fenice2 | 2011-08-02 04:28 | シャーマン

縦と横の見えない世界ー調香の十字の方法

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 これだけ暑いと、開き直って昼間から鴨川をマラソンする習慣が身に付きましたが、そのまま川を遡っていってかなり上流までいって、水浴びをしてから、帰るというコースを繰り返していますと、自分でもなんだかだんだん浮世離れしていく感じがしていました。

 足を水につかっていて、ふと見上げると山が近くに感じられますが、暑さのせいもあり自分の心がふっとその川に沿ってどこかに流されていくような心地よさが沸いてきます。自分自身がここまで生きていて、これほど正直にすっと感じられる瞬間というのは、なかなか少なかったのではと思っています。

 親の教えや、その家々に流れてくる謂(いわ)れがあることや良い意味での伝統や、時々感じていた因縁や因習みたいなもの、そういうものが自分に流れていることを感じさせてくれる瞬間というのは、現実の中では少ないのですが、それを感じた瞬間から、それと全く違った方向から流れてくるもう一つ別の長い時間の流れも感じることがあります。

 転生輪廻という、途切れながらもひとつの魂の物語をつくってるようなものが、個人の感覚や感動の中にはあって、そういう遺伝子的なものの流れとは別に、自分自身の才能や生き方を左右させようとしているようです。現代では、こちらの感覚を掘り下げようとする動きが強いような気がしますが、それがこだわりとか、個性の育成みたいなものとも関係しているようです。

 前世というものが、あるかどうかわかりませんが、少なくとも感覚の世界の中には、そういった途切れ途切れになりながら、何か深いものを感じさせてくれるものは、どんな人にもあるように思います。その逆に、好みや目の前の選択の中に、親やその一族の影響を大きく受けているのではと思う方もいます。

 僕自身でいえば、自分の才能のようなものに溺れていたときは、そういったもうひとつの遺伝子的な感覚については、どちらかというと蔑視していたような気がします。親族そのものの集まりにいくのも避けていましたし、全く交わらないタイプの人間だとも思っていました。

 しかし、周りに身内の子供が多くなって好むと好まないとの関わらず、自分自身がそういう血筋の流れの中にいると思うと、諦めというか仕方がないという気持ちになって、自分の身を任せてきたように思います。これからどんどん若くない年齢に入っていきますし、そういった際立った個性だけでは成り立たない何かを感じ始めたのかもしれません。

 そういった、遺伝子的な流れと、感覚や感性の中に流れているものは、実際にはゆっくり淘汰されたり、緩和されていって、自分の中に流していかなくてはならないのかもしれませんが、現実にはそのどちらかがどうしても強くなって、本来の流れになっていないのかもしれません。

 特別な感性や才能があると信じている人に限って、何処かでそれを諦めていくことによって、開かれていく道筋もあるような気がしています。

 自分自身が花開くことばかりを考えている間は、なかなか第三者を楽しい気持ちにさせたり、心から感じ入るようなことを与えられないのかもしれません。もっと色々なことが出来る、もっと活躍する機会がある、それでもそれを諦めたり、少しずつ夢を削ることによって、生まれてくるものの方がもっと価値があるのではないかと思うようになっています。

 香りの勉強もそういう意味では、僕のものは才能を伸ばしたり、個人の心の中足りないものをを満たすだけのものではないので、難しいのでは思っています。しかし、この方針はこれからもずっと変えることはないように思います。

 世の中にとっても、天才が増えていくよりも、どれだけ見えないものや背景みたいなものに関心がある人が増えていくほうが本当は豊かになっていくのではないでしょうか。
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by fenice2 | 2010-08-30 16:06 | シャーマン

堕天使の匂いー虚しさに忍び込む魔物

 何時の時代でも、時代の転換期になると、今まで虐げられていたものや、影に隠れていたものが表に出てきます。香りで、色々な人の心をみてくると今の時代は、ここまで心がむき出しになっていた時代は無かったのではと思っています。

 僕自身が、考える心の形は、大きな森に囲まれたものです。深い森の先に大切な神様が祭ってある社があるように、心も普段の生活の中では、それほど前面に出してよいものではないでしょう。

 お互いのことを本当に理解していくためには、この細い道から深い森を越えていく必要があるように思います。時には良い道が通っていることもありますが、基本的には早いスピードで近づくことなく、一歩一歩、周りの風景を見渡しながら目的にむかっていくべきだと思っています。

 今の時代は、心や魂の在り方や存在そのものに偏りすぎているのではないかと感じます。現代人は、長い時間精神文化を忘れ、経済中心の歪んだ人間関係を強いられているうちに、そういった心を守るべきはずの森の存在を忘れて、時にはすっかり枯らして森そのものも失っている人も多いようです。

 剥き出しになった心は、悪意に満ちた心の産業の餌食になってしまいます。

 直に好きになる代わりに、直に嫌いになり、誰でも信用したいのですが、誰も信用できなくなっています。それらも、すべて自分の意思とは関係なくコントロールされてしまいます。

 お互いの心を、見守ることが出来て、それでも遠い道のりを苦労して近づいていくことに、本当の信頼が生まれて、深い愛情が育っていいのではないでしょうか。

 しかし、先ほどの社会に苛まれて、社会から見捨てられたという人たちが、いち早く精神世界に入り込み目に見えない世界から、表社会に影響を及ぼすことを目論んでいました。それらは、オウムのように、カルト宗教が解体されて、やむなくそういったゲリラ活動のように動く人たちも多いようです。

 僕自身或る宗教に入り込んだことがあって、一時は罪深い中枢部に居たこともあります。それが元で以前書いたようにカルト宗教と戦い、国の或る機関に属していたことがありますが、心を弄んで利益を得る人たちの心の背景には、やはり凄まじいものがあります。

 自分の利益のために、心をコントロールする術を身につけている人はまだましです。厄介なのは、世のため、人のためといいながら、平気でマインドコントロールする人たちもいます。

 堕ちた人たち中には、時に堕天使の匂いがする人も居ます。香りの専門家でも見分けが付かないほど、微妙な匂いを立ち込めていて、どうかすると一見良い香りのようなイメージさせ持ちます。

 自分の感性を持っていない人は、堕天使の匂いには簡単にだまされていきます。

 最近、香りの勉強会をしていても、この堕天使の匂いの影響下にある人が多いのに驚かされています。あまり感覚をおかしくしてしまうと、長年やっていても香りそのものも作ることが出来なくなっています。

 まだ、暫くは時代が完全に方向性が定まるまでは、そういった心を狙う退廃的な匂いが世の中に充満します。

 自分の心の周りに深い森をもって、澄み切った心の環境をもつことが大切なのかもしれません。

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by fenice2 | 2010-01-09 16:12 | シャーマン

心を癒すことと心が昇華されることー精神世界との関わり

 心が痛み、心が病んでくるとどうしても、誰かに頼りたくなりますが、それならばこのように癒し産業が無かった社会では、そんな心の病とは無縁だったのでしょうか。

 霊能やシャーマンのように、僕もそうでしたが生まれながらに何かが見えたり聞こえたりする人は、時には社会から大きく遮断され、大人になっても仕方がなく語り部のようになって、山の奥深い所に住んで居る人もかつては見かけました。

 このように堂々と、職業としてまかり通り白日の下に触れるようになるとは、きっと誰もが思わなかったと思います。

 僕自身も、そういう不埒な能力を制するために、色々なことを経験してきました。現実よりも、訳の分からない世界が見えたり触れたり出来るということは、明らかに狂人の分野であって、それを保持している人間は、本来喜ばしいことではないように思います。

 色々な有名な宗教も遍歴しましたが、それは返って僕にとっては、良くないことの連続でした。見えないものを信じる世界は、見えないものを見ることが出来る人を敬います。僕は、若い頃からカリスマのような扱いを受けました。

 見えない世界が把握出来るという狂人の世界は、個人の未来や夢もズタズタに引き裂きます。その代わり、何故か人や社会のほんの少し先の未来がはっきり見えたりします。父も経営者でしたが、不思議に思ったことがあるらしく、子供の僕に向かって会社の将来のついて色々聞いたりしていました。

 それが役に立ったかどうかわかりませんが、高校生ぐらいになっても会社の商標などについても相談されたので、やはりそういった分野でも手伝わされていたような気がします。

 未来など何も決まっていないと思いますが、それでも大きな時間の流れのようなものは、そういった見えない世界でははっきり流れているのかもしれません。

 先日も書きましたが、心の病は、そういった現実の中ではなんともしがたい情報や情緒を受け取っていることが原因になっているのではないかと考えます。僕も未だに殺人が起こる瞬間の夢を見たりします。それが本当に起こっているかどうかわかりませんが、朝起きたときに感じる、まるで目の前で見たかのような情感が残っているのは、なんとも不快なものです。

 そのままにしておけば、やはりその不気味な感覚が心の中にわだかまって、何時までも木霊するようにもなるかもしれません。むしろ、否定するよりも、おおらかな気持ちで受け入れてしまったほうがよいかもしれません。

 人間関係でも、常識と社会的なモラルのみの判断では、なんともしがたい行動をする人もいます。僕自身とて人のことは言えませんが、思い切った行動をとるときは、表面的に感じたものよりはもっと深い部分で、捉えたものがあるようです。

 心が病んでいるというよりも、心の中にあるものをもう一度見直す時代がきていると捉えておいたほうが良いような気がします。そうやって考えれば、無理に直そうとしたり、理屈で閉じ込めていくのは、本来のそういった動きから逆行します。

 まして、産業にして新たな利益を生んでいこうとすることは、本来医療も含めて、良心と反した間違った方向性があるように感じます。

 芸術や、音楽、文学など旧来からの文化をもう一度構築していくことが、急務なのかもしれません。特殊な世界から答えを引き出すことよりも、五感がはっきり感じる世界からそれらのメッセージを受け取ることが大切です。

 もっと時代は、新しい創造力を必要としています。癒し産業がどれほど増えていっても、世の中は明るく前向きな社会は出来てこないと思います。

 芸術や音楽は、才能よりも自分の感じたものを忠実に再現できる人が光ってくる世界です。見えない世界のメッセージをあまり大げさに捉えたり、恐れることなく自分の感覚でとらえていくことが大切です。

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by fenice2 | 2010-01-07 19:57 | シャーマン

インカに隠された滅びの呪文ー精神性の封印

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 僕自身は、10代の頃に三島由紀夫や太宰治に傾倒していた或る作家の弟子をしていました。どちらも、芸術の完成と死ということを意識していた作家ですが、永遠の美を追求すればそれだけ、誰も手の届かない高みに自分の創造物を置こうとするものです。

 最近、時期を同じくしてインカの技法で香りをつくる試みを、何人かの人に勉強会で行っていましたが、一部の人をのぞいてほとんどの人が、その良い点を受け入れることが出来たようで、正直いって意外な思いさえしていました。

 インカの精神性や文化を使える人たちも最近ではなかり多くなって、それを積極的に受け入れようとする人が増えてきたと思いますが、そのことはインディアン文化、ホピの精神性の継承にもいえることなのかもしれません。

 しかし、ここで忘れてはならないのは、それらを滅びに導いていったのが、現代に通じる科学をはじめ様々な文明であって、今その文明が崩壊しつつある中で、再び彼らの高貴な思想や考え方が役に立とうとしていますが、僕は彼らの精神性がそのまま現代に普及されることが、良いことだとは思っていません。

 優れた芸術家が、自らの創造性が最高点に達したときに、自らを葬ったように、それらの文化や文明にも似たような動きをする可能性があるような気がしています。

 欲や執着を肯定し、高みにあがることの関心が薄い資本主義や自由主義は、マリーアントワネットのような美しい王妃を殺すことで満足を覚え、アフリカの美しい自然に感嘆するよりも、土に眠るダイアモンドなどの鉱脈に心を躍らされてきました。

 インカ帝国だけでなく、過去において精神性の高い文化をもっていた国は、そういう、どす黒い精神の前では、自ら滅んでいくことでしか守る道はなく、例えるなら乱暴な権力者に性を奪われようとして、愛する人のために自害していった、多くの女性たちのマインドと同じなのだろうと思えます。

 日本でも多くの宗教組織がありますが、高みにあがろうとするほど、その組織の寿命は短くなってきます。それだけに、どの宗教も適当な心の浄化を行い、多くの人が純粋にむかっていくことを皮肉なほど良しとはしていません。

 インカの技法で、香りをつくってくると以前にくらべて高みに上がろうとしたり、人の内面のさらに深い部分を引き出していくようです。しかし、気をつけないとそのことに夢中になってると、知らないうちに破滅の呪文が何処からともなくやってくることになります。

 破滅の呪文が、聞こえてきたらすぐに自分の今の心をみつめていくことです。インカの王は少しだけ邪な気持ちが入り、後継者争いをしてから、国が一気に崩壊へと突き進んでいきました。

 神官たちは、インカの精神的な歴史に大きな傷を残さぬように、やがて破滅の呪文を唱えはじめました。当分の間インカは、忌み嫌う場所になっていましたが、高い精神性は残していくことになったようです。

 高貴な精神に触れるたびに自分の心を見つめなおすことが大切です。大きく精神が高みにあがることができなくとも、純度の高い気持ちを持ち続けることが大切だと思います。どれだけ多くの人を助けても、どれだけ人の感謝される行為があっても、心の純度とは無関係です。

 子供のような真心で、高い精神性に基づいた技術をつかっていけば、やがて新しい時代が開かれていくのではないかと思っています。
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by fenice2 | 2009-08-01 02:01 | シャーマン

精神世界の力ー魔道書ネクロノミコンと香り

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 京都、名古屋と連続で勉強会をしてきましたが今回も如何に闇が、我々の心の周りには影響してきていることがよくわかりました。景気が悪いとか、世界情勢がどうこうという抽象的な出来ごとはともかく、個人個人のことについても、遠い世界からの闇が差し迫っています。

 文明は、駆け足どころか目にも止まらぬ速さで色々なことを処理していって、悪い点があってもすぐに修正して、また進みだして行きましたが、それがあまりにも心や精神世界にとっては、危険な負債を残してしまったような気がします。

 最近、特に思うのは、我々の周りには目に見えない大きな船みたいな乗り物があって、それが乗り手の意志とは無関係に、色々動いてしまうのではないかということを感じます。

 多くの人から愛され、自らも愛することが出来る人はそういう船みたいなものが美しく頑丈で、何があっても沈まないものになっているのではないかと思います。しかし、一方で人から恨まれたり、憎まれたり、嫉妬もそうですが、そういう感情や心持にばかり触れている人は、大きく穴が開いてしまったり、随分変形したものに船がなっていて、何かあるとすぐにも転覆してしまうのではないかとも思います。

 中には船も既になく、ずっと深い海に沈み込んだまま、上に少し上がっては、また沈むことを繰り返している人もいるかもしれません。

 魂の海は、深遠で慈悲深い存在ですが、本当の意味で生きている悦びや使命をもった人間しか上手く生かしてはくれません。他人や周囲を含めて、ネガティブなマインドに陥った人には、深く暗い闇の部分に引きずりこもうとします。

 現代人は、本当に目の前の現象や義務感に躍起になっていって、何時の間にか心や内面を振り返る時間を失っていきましたが、中世でも、心の闇に目を向けることは邪教とされ、多くの貴重な資料や研究が破棄され反故されてきたりしましたが、一部の人の間だけにそういった書面や書物、などが引き継がれてきました。

 僕は、その中の、今世紀最大の魔術書というものを以前少しだけ触れたことがありますが、何故、それが書かれて、どうして魔術というものが創造できたのかということを、なんとなく理解しました。

 自分勝手な解釈や受け止めがあるとは思いますが、人の心の中には元々想像力があって、生態学者はやたら脳から何でも生まれるような言い方をしますが、実際には、その見えないものと向き合ううちに、生まれてくるものが深くて本当の想像ではないかと思っています。

 今でも、僕が新しい香りを生み出せるのは、人の心と向き合っているからであって、技術云々のみで執着し過ぎると、気づくと狭い世界での価値観、自己満足などにしか向かっていかないのではないかとも思っています。

 また、心尽くしや、心から物事をつくるという意味も、自らの心からのみに限定されて使われていることも多くて、それもいずれはこちらが良い気持ちさえもっていればよいということになります。幸福や笑顔の押し付けといったら良いでしょうか。

 そうった例は、心の中でもわかり易く、明るくみえる部分のところですが、何世紀に渡って残されている記憶や感性などは、その殆どの部分が闇に隠されていて、人が生きている本当の意味も、そういう転生の歴史のような存在をみていかなくてはならないのかもしれません。

 闇の時代が来たというと、恐怖する人も多いのですが、香りなどのように、目に見えないものをダイレクトに表そうとするもっとも、軽い物質は、今までの時代が鉄や石やガラスなどに変わって中心のものになるかもしれないと思っています。

 今でもそうですが、勉強会で自分の心を香りで表現すると何故か考えや気持ちに大きな変化がおきてきます。残念ながら、わたしたちの運命や人生を決めていくものが、心が大きな影響を持っている人はとても少ないように思います。

 わたしたちの考えや思想、価値観の多くが、社会や仕事、そういういった中での人間関係やモノによって影響されています。心は時々は、大きな叫び声をあげることもありますが、その影響は一過性のものも少なくないです。

 雲や風などのように、自由に変化できるものが身の回りに多くなっていくことが、次の時代の環境や街づくり意なってくるかもしれません。今からでも、少しづつ心を映すものが何かを探し出していけば、閉鎖された今の重苦しい時代から開放されてくるのではないかと思います。
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by fenice2 | 2009-03-11 02:08 | シャーマン

ホピ族の予言ー地球の記憶、大地の匂い、これからの地球や社会

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 先日も、ホピ族の関係の絵をアップしましたが、この写真は、ホピ族伝統派最長老 ダン・エヴェヘマ(Dan Evehema)ですが、特に印象に残った方なので20年前に本を読んだのですが、よくそのイメージを覚えています。

 ホピ族が書いた本や預言書は、そのまま意味を汲み取るというものよりも、結果として我々に何かを感じさせることが目的なので、その時わかからなくとも、あとになってわかることがあります。

 連日のように、香りの想像も、一部の人からは大きなテーマに触れて、短時間でそれまでにない内面的な成長を遂げられた方もいますが、僕もご指導にあたっていて、ふとこのホピの書いてある内容で、わかりかけたことがあります。

 今年中には、どうしても南米に行かなくてはいけませんが、インカやアステカの文明のルーツとも言えるホピ族のことを最近とくに意識しはじめていました。

 そして、今日手塚治の火の鳥を読んでいて、ふと思ったのですが、人にも記憶や前世があるとすれば、実は地球にも過去の長い記憶があり、前世というよりは、今とは全く違った文明や文化、科学があったのかもしれませんが、要するに人間が如何にあらがっても、そういう過去の記憶や前世みたいなものから逃れることが出来なかったのが、今の今までの人類の歴史ではないかと思っています。

 ホピによると今の時代は、第三世界(場合によっては第4世界)であって、それまで人類は幾度と無く発展の末に滅亡を経験してきたと言いますが、ノストラダムスなども滅亡の予言をしてきましたが、金融破壊がそれだとは言いませんが、ちょうどこのように文明が行き詰った時代に、途方も無い過去、ムー大陸やアトランティスの対立など、完全に破壊されてきたのではないかと感じています。

 勿論、第三次世界大戦の危機は完全に可能性がなくなったとは思いませんが、とりあえず人類が滅亡するような最悪のシナリオからは、脱することが出来たのではないかということが、ふとわかるようになりました。

 一度、不幸を経験した人が、また似たような経験をしてしまうように、地球も含めて人類は何度も滅亡を繰り返してきたのですが、人類も今度ばかりは、少しは内面が進歩したのかもしれませんが、僕はそれ以上に地球が以前に比べればマインドを開いてきたのではないかと思っています。

 人類が再生して、最初こそ、木々や動物大地を通じて、人と地球は会話し気持ちが響きあっていましたが、地を離れ、自然に耳を傾けなくなってから、地球と人は距離がひらいてしまっていて、最期は地球が完全に人類にマインドを閉ざしたような形になって、人類を滅ぶままに任せていたのでは、と思ったりしました。

 急に、暗黒面やダーティーさから、香りをつくるようになったのも、そういう過去からの決別があったからであって、今までのように暗黒面を意識しながらつくってくると、かなりの確立で不穏で、気落ちするものになったものですが、災い転じて福となす可能性も高くなったのかとも思っています。

 そういう意味では、地球の前世のカルマから開放されつつある今の時代は、今までの人類は体験したことがないゾーンに入ってきたわけで、過去の過ちをしっかり意識したものだけが、新しい世界に入り込みやすくなっているのではないかとも思っています。

 これから、起こってくることは、とても予想が立ちにくいものが多くなってくると思います。勘やインスピレーションの類も所詮は、そういった過去からの記憶のデーターのデジャブ感に過ぎず、時間をかけてゆっくり慎重に未来をみていく姿勢が無ければ、何もみえるものではないと思います。

 そういう意味では、益々香りのような匂いや霧、雰囲気が大切にされる時代に入っているのかもしれません。
 
 計算されない、予想も出来ないそういう未来で、とても良いことが起こってくる時代になっていけばと願っていますし、今はそうなっていくと信じています。

 
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by fenice2 | 2009-02-10 01:11 | シャーマン

心の中のメッセージー出会うべき人

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 余りにも豪雨が続くので、先日或る夜中に人通りも少なくなった時間を選んで、傘を投げ出して、その中に立ってみました。

 この天からの気まぐれは、何か人の心に嘆きを訴えているのか、人の心を戒めているのか、それらが少しも解らないでいましたが、意外なほど雨は重たく、服の上から突き刺さってくる感じもしました。

 小さな箱に入って、多くの人が怯えて夜を過ごしている中で、一人だけ奇行をしているのは我ながら滑稽でしたが、意外なほどその雨は一粒一粒が温かく、自分の心の中に一気に流れてきました。

 僕も自分では、よくわかっていなかったのですが、何処か最近とても乾いていて、何に対してもドライで、諦めかけていることが多かったように思います。

 僕がやらなくてはならないことと、出会っていかなくてはならない人は、何時も心の中にはっきりとしたイメージがありますが、それが何時の間にか妥協の産物になっていって、やがては程よく現実と理想の中で、溶けてあって見えなくなっていたようです。

 今、自分のやろうとしていることがかなり近づいてきているような気がしていますが、その反対に会わなくてはならない人に関しては、以前のようなドキドキ感みたいなものはなくなっていたようです。

 著名人の方も含めて、僕は特にある一人の方とは会わなくてはならない気がするのですが、それがここ20年の間で何度もニアミスを繰り返しながらとうとう月日だけが、悪戯に長く経ってしまいました。

 運命の出会いなどと言葉は簡単ですが、実際にそれを実現していくことはとても難しいものがあります。10年思うことが出来れば、本物だと言う人もいますが、本来人間関係のスパンというのはそれぐらいのものが一単位ではないかなと最近になってよくおもいます。

 勿論、あっけなく運命の人と出会ってそのまま幸せに過ごす人もいるかもしれません。しかし、そんな方はやはり稀なのかもしれません。

 人を愛していくことは、年齢や時間と共に、その思い方や深さに変化が出てきます。20代の頃はやはり肉体を中心とした刹那的な愛情が大部分を占めているように思いますし、60代の方ではもっと精神的な部分も強くなってくるように思います。

 欲や執着が強かった時代では、その反対に純粋な愛情も強く求められていたような気がします。その欲や執着を極端に嫌うようになった、最近の時代の流れみたいなものを見ていても、果たしてそれだからといって、愛情や愛というのも、どれだけ強く叫ばれているだろうかと考えてしまいます。

 愛する気持ちが強いあまりに、それがちょっとしたタイミングで変質して、危険な感情に変わってしまうことがありますが、現代はそのことにあまりにも神経質になるあまり、肝心の愛する力さえも失ってしまったのではないかと思います。

 色々な意味で、現代は愛する力や背景を無意味な方向に押し流されているような気もします。

 集中豪雨は、異常な現象ですが、人が人を愛することも、とても異常な行動ではないかと思います。砂漠の中にもオアシスはありますし、何もしなくとも食べ物がある地域もあれば、狩をして、家を建てなければ生きていけない場所が地球にもあります。

 僕の中でも、美的感覚と愛情の強さは、よく衝突をします。美しい香りに仕上げたい気持ちが十分にあるのに、その方にそれが合わないと思うと、捨てなくてはならないと思うときがそうなのかもしれません。

 街も近代化されて、ともかく見た目は冷たく美しさがあります。黒川氏も同郷の人ですが、あの方の目と建築物の冷ややかさがどうしても好きになれませんでした。

 愛することは、非打算的で無秩序で、時には傲慢で美しくないのですが、何処かで永遠性を感じさせたり、無制限のエネルギーを感じたりすることがあります。

 見返りを求めない愛、無償の愛、こういう愛情も愛の中では存在します。それらを長く維持することは出来ませんが、それらの気持ちに近づくことは出来ます。

 より多くの人を愛するよりも、一人の人を何処まで深く愛することが出来るかが大切な時代ではないかと思っています。混乱している時代だからこそ、深い愛に満たされることが大切です。

 
 
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by fenice2 | 2008-09-05 00:39 | シャーマン

香りに群がる妖精ー心は闘うことでなくて、守ること

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 香りをつくっていて、最近特に天使や妖精のイメージを身近に感じています。このことは、残念ながら、嬉しいことばかりでなく、彼らは大きな警告を持って近づいているように思えてなりません。

 先日、香りを勉強している何人かの方で、故ダイアナ妃の香りをつくってもらいましたが、その中でかなり強い天使のメッセージを含んだような香りを創造するかたもいました。

 ダイアナ妃の突然の死は、転生せずに天使になって、精神世界の指導をするせいだというインスピレーションが僕の中にもありましたが、僕自身、彼女の香りをつくってみて、そういうことをさらに強く信じるようになりました。

 日本だけではありませんが、全世界的にみて、民族のアイデンティティーや精神性、文化や深い歴史的な思想が、このところ凄い勢いで破壊されていっているような気がします。

 今、世界的な規模で起こっている変化は、感受性の高い一部の人には内面の大きな変化のように映っていますが、その警告の意味もあって、天使や妖精が近寄ってきているのだと思っています。

 心を閉ざすことはよくありませんが、自分の心が何処からきて、何処に繋がっていくのかを、もう一度、個人、個人が見直す時期にきているのではないかと思っています。

 天使からのメッセージはさらに続きます。

 ”物質と心の確執が最大限に引きあがられてきているようです。心は、モノの壁によってより閉塞され、モノを扱う人間は、益々心を失っていきます。”

 ”精神世界の創造力の高まりが、やがて国や社会そのもののあり方を変えようとしているようです。心とモノ、物質の新しい関係が始まろうとしています。”

 香りや匂いは、人が最初に感じる繊細な物質であって、そのことがモノと精神性の新しい時代をつくる上で、出発点になっているような気もします。

 宝石など、石に閉じ込められた、あらゆる人の執念や感情、苦悩の記憶も新しい時代では、次第に浄化されていくようです。

 そういう時代を迎える上でも、心や精神性をしっかりと守っていくべくではないかと思っています。

 モノと心のバランスや距離感を、右往左往する時代は終わりを告げてきます。経済は、その背景で、発展をすることが出来ましたが、これからは、モノと精神の融合が色々な分野で起こってくるような気がします。

 江戸時代の付喪神(つくもがみ)の感覚にも似ていますが、モノには魂があり、精神のように創造性があるという見方が次第に増えてくるのかもしれません。

 まだ、よくまとまっていませんが、また感じることがあれば書きます。
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by fenice2 | 2008-08-27 00:36 | シャーマン

シャーマンとしての季節ーフェアリーからの囁き

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 この季節は、僕自身のインスピレーションがもっとも活動的になる時期ですが、今年は特に多くの繊細な言葉を受け取っているような気がします。

 古代からシャーマンは、神の詔や訓戒、行き過ぎたものでは、怖れや罰などを伝令してきましたが、それは正確にいえばそういう声やインスピレーションを受け止めたことで、体質や条件などもあったように思います。

 現代でも、目にみえない繊細な世界を感じることが出来る人もいますが、沢山の人は日々が忙しく雑音に悩ませたり、不穏に思わせる匂いに囲まれた生活の中で、なかなかそういう世界からの囁きを、耳に出来る人はいません。

 何となく感じるから始まって、何かが聞こえたような気がするにかわっていって、それ以上になると余程自分自身の生活や心を繊細なものにしていかないと、そこからのものは、なかなか正確に受け止めることはできないように思います。

 著名な方の中でも、そういうことに懸命になっていて、世の中の価値観や判断を蔑ろにしてきた人もいますが、そういう方の香りを表現することはとても、大きな背景を感じることもあって、時になかなか表現できないこともあります。

 一人の人に伝わった、不思議な世界からのメッセージだけでも膨大なものであるのに、その世界そのものを表現したり、内容を伝えていくことは不可能に近いことなのかもしれません。

 その大きな世界とは、やはり僕は精霊の世界というか、フェアリーの世界があって、考えてみたら僕自身でも、今まで色々な苦労があっても、ビジネス的にマイナスな要素が幾らでもあっても、平気で明るくいられるのは、やはりそういう背景との結びつきがあるのではないかと思うことが多いです。

 逆に、どれほど上手くいっていても、虚しく心が不安になってしまうことは、もっと違った世界からの影響を受けているのではないでしょうか。先日書いた幽界や、もっと酷いものでは魔界のような意識の世界もあると思います。

 意識や心が何処に繋がっているかで、その人の大きな意味での人生の創造はきまってくるようです。大きなお屋敷に住んでいるのに、虫一匹をみつけるえと、目を吊り上げて退治しようとする人もいます。逆に、貧相な家で、自分が食うか食わずでも、周りの困った人の助けをしようとする人もいます。

 また、心が不安定になってしまう人は、その両極端の世界を短い時間で同時に影響されてしまう方なのだと思います。まさに天国から地獄ではありませんが、何かがとても純粋であるのに、何かに対してはとても臆病で心を閉ざした部分があるのかもしれません。

 貧しい世界や、恐怖を感じさせる世界はどれだけ広く感じても、同じ光景の繰り返しで、何の感慨も起こってこないでしょう。

 本当の意味で、世の常識とか知識みたいなものも投げ捨てて、そういう世界をあることを信じなければ、その繊細な世界が身近に感じることはないように思います。愚かになり、痴呆のような扱いを受けて、それでも体前面でそれを受け取ろうとした幸福感は、その世界への道をみつけた人間しかわからないものがあります。

 僕が、香りを人につくったり、そういう技術を教えていくのも、そういう世界観に触れてほしいと何処かで思っているのかもしれませんが、それ以上に僕はその世界の操り人形のようになって無心にやっている部分もあります。

 仕事を通じて、そういう矛盾した純粋さはなかなか理解されにくい部分もありますが、一瞬でもそういう精霊や妖精の世界があることに触れてもらったら、嬉しいと思っています。

 感動するものが出来上がると、正直な話、自分でも驚いてどうやったかも解らなくなります。しかし、うまくいかないときは明らかに、魔がさしたという表現がぴったりくるほど、不快で不穏な印象を残すものをつくってしまいます。

 意欲や、モチベーションといった言葉に頼らず、自分の意識が何処に繋がっていて、何処へ向かっていくものかをよくたどっていくと、その大きな背景を発見できるかもしれません。
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by fenice2 | 2008-08-18 02:12 | シャーマン