カテゴリ:アロマ 香り( 95 )

本能が欠けた現代人

 
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 政治にかわっている方から、色々ご相談がありましたが、これからどうなるでしょうかということでしたが、答えはどうにもならないとお答えしておきました。現代人は、マスコミが中心となって色々騒ぎますが、考えてみれば殆どが検討外れで、人といわずに生き物は、行き着くところ本能によりかかります。

 まず、或る党首の辞任問題ですが、香りの観点から見るとことごとく、嗅覚が衰えているのが分かります。また、彼の香りの好みのイメージは、とてもファンタジックなもの、つまりは刺激が少なく、誰からも愛されるようなものを望んでいることがわかります。

 面妖な表の顔は、単なる外の世界へのハッタリであって、彼自身は実は裁縫や針仕事でもあいそうなほど小さくて平和な世界を望んでいる住人の一人だと言えそうです。ホロスコープを見ていないので未知数な面もありますが、側近の人からは意外と神経質だとか繊細だとかの感想を聞くと満更でも無いと思います。

 つまり、これからはトップとしてはやる気は無く、嵐のような立場に立つには相応しくない人だと言えるでしょう。対する、総理は見掛けよりもずっと荒々しい香りや匂いを好むタイプで、望んで嵐に向かっていくタイプだと見ています。

 現代人は、視覚と聴覚に頼りすぎて、嗅覚によって判断する部分が著しく低下していると言います。脳におきかえると、新しい皮質が全体の脳の90%であるためにその部分ばかりを使用するそうですが、残りの10%の部分は本能に関係する古い皮質だそうです。

 しかし、別の資料では、人の脳は普段5%も使っておらず、90%以上が休んだままだということですが、残りの10%の古い皮質の部分であってもフルに使えば、かなりの判断力や直感みたいなものが見出されるのではないかと考えたりします。

 嗅覚は、残り10%の古い皮質、つまりは本能のみで判断されているので、そういう意味では本音や習性みたいなものが出やすい部分であると思います。香りをつくったり、香りを選んでいる時などは、他の90%の脳が殆ど停止して、本能だけで判断するという、まるで別世界の感覚に支配されると言いますが、その通りだと思っています。

 脳はともかく、実際の心や精神は本能がかなりのウェートを占めているようですから、追い込まれた場合などはむしろ本能から判断して言ったほうが正しい答えが出る場合が多いようです。

 いわゆる、直感や霊感みたいなものもこの本能から出ているものが多いのではないでしょうか?中世で芸術家や交霊術を扱う人達も、香りに大いに助けられたというので、本能の部分を刺激して高める効果があったのだと思っています。

 香りの世界をつくってしまうのは、一本の香りだけでは難しく思います。僕自身も、50種類を超えた頃からやっとそういう周りと違う異空間を体験して、日頃見えないもの、内面の世界がわかるようになった気がします。

 そういう意味では、本能世界には天使も悪魔もまだまだ生き生きしています。上はミカエル大天使がサタンを追い詰めたところだそうですが、決して滅ぼさないというのが重要な所だそうです。

 僕は、悪魔は崇拝はしませんが個人的にはとても役に立って身近な存在に思っているので、その意味がなんとなく理解できるような気がしています。
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by fenice2 | 2007-11-06 19:12 | アロマ 香り

香りの世界と未来観

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 アロマにもアロマコロジーというものがあって、所謂心理学ですが、僕自身は香りにはもっと精神面やこういう占いなどの未来をみる可能性があると実感しています。

 視覚ばかりで賑やかな街中などは、静かに目を閉じて嗅覚をすましてみると、如何に雑多な匂いが混じっていることがわかります。それらは、好ましい匂いもありますが、あまり鼻を近づけたくないものも多いかもしれません。

 特に高層ビル群などは、無機質な環境に中で匂いそのものが無く、寂しいような心細い感情を抱くことが多くなってしまいます。

 今の世の中の全体の匂いの傾向を、水や風に支配されているという人がいますが、どちらも匂いや香りに乏しく、無臭に近いですが、ひとたびリズムが狂うとハリケーンになったり洪水を引きおこしたりと、実に変化が激しいものだと思います。

 人の心や感情も、それに連動するように何か一つの目標に向かって、非常に巨大になったり小さくなっていきます。最近の事件についても、凄くさわいだかと思うと、急に次の話題に変えてみたりとまるで、強大世論の台風が通り過ぎていくようです。

 恐ろしいのは、その無臭の中で誰かが一滴、匂いや香りを垂らすと、それに向かって一直線に向かっていくことです。時々、そういう嫌な匂いを感じることがあって、そういう場合は漠然とこちらも気がふさぎこむことも多くなります。

 危険な匂いとか、香りとか、香りにもっと関心や興味があれば、事前に察知して、不安に思うことが多くなると思います。

 香りは、単に人を癒すだけでなく、その人の未来に起こるであろう様々なことを予兆させてくれます。それは、目の前に香りがあってもなくてもイメージだけ選んでいってもはっきり見えることもあります。

 香りの世界には、法則みたいなものがあって、お客様が香りを選んでいかれる時に、それに反していたり逆行していたりしたら、その香りが次第に何かを訴えるようになります。子供時代からの辛い思い出の何かだったり、今の仕事の問題の何かだったり色々です。

 問題のあった香りを、並べていくとなにやらイメージが沸いてきます。こちらは負のイメージで、本来あるべきその方のイメージにいろんな形で干渉してきます。本筋のイメージがぼんやりしたり、欠けていたりすると、結局周りのその方の印象は、はっきりしないか、次々に変えられてしまうかのどちらかです。

 特に、自然が少なく、匂いや香りの少ない現代社会の中ではそのイメージが一人歩きして、キャラが立つなどと言ってその人そのものを支配することも多いのだと思います。間違ったイメージの為に、その方が苦しまれて、抜け出すのも困難になってきます。

 誤った香料をまぜてしまうと、香りは不快なものになります。心や記憶も一つ一つの香料のように複雑に組み合わさって出来ているのではないかと思うことがあります。その手順や量を一度間違えるだけで、暗く重いものになることもあるような気がします。

 皆さんは如何でしょうか?
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by fenice2 | 2007-10-30 23:34 | アロマ 香り

香りに住む魔物

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 香りは、目に見えないものだけにイメージによって幾らでも変わる部分があります。オレンジでも単に"バレンシアアレンジ"というとそれまでですが、"真夏のオレンジ"と書くと随分印象が変わってきます。流石に"恋焦がれるオレンジ"とは言いませんが、好きな人によってはそれぐらいの印象の時もあります。

 南米系の天然の樹脂の匂いや、インドネシアの木の根っこの香りには、明るいイメージよりもうっそうとした森の中の奇妙な深さみたいなものを感じますから、”悪魔の露”みたいな名前がついても不思議ではなさそうです。

 最初から、香りのイメージや名前を言うことはありませんが、人によってはそれが強く影響していると思われるときは、その香りからのイメージをお教えします。しかし、香りの世界というのは不思議で、それが魔物の名前にしてもそれほど、不快感や怖れを抱くことはないようです。

 言葉や絵では恐ろしいものも、臭い悪魔となると途端に笑いに変わってしまうこともあります。”閻魔大王のわきが”などを想像してもより親近感が沸くこともあると思います。

 国の中では、シリアがもっとも悪魔が多いとされているようですが、その悪魔の名前を香りにあてはめる作業を随分まえからしています。その中でも有名なものに蝿の悪魔、Beelzebub(ベルゼブブ)がありますが、サタンに継ぐ悪魔の王だそうで、やはり前回紹介したガルバナムあたりを少し調香したものがよく合うのかなと思ったりしています。

 勿論、ローズ関係や白百合、鈴蘭などは天使やフェアリーのイメージがあって、一人の個性の香りをつくるには、そういう様々な天使や悪魔のイメージを乗り越えてつくっていかなくてはならないのですが、その時にその方の選んだ香りの好き嫌いの程度や他の香料との関係で、ご性格や今の精神の状態、将来の姿みたいなものが見えてきます。

 以前、記憶喪失になった方がいて、医師のカウンセリングを何度も受けてもうまくいかなかったものが、香りをつくる作業を繰り返すことで記憶を取り戻したことがあります。もっともその記憶は、本人にとっては思い出したくない恐ろしいものであったのですが、先ほどの話ではありませんが、香りに導かれると不思議と表に出てきたようです。

 上の写真は、僕が画廊をやっていたときにヴェニスで出会った作家さんのものです。作者はブバッコで、マドンナなど有名人が買いにくるものだそうですが、作品名は”悪魔の祝杯”だったと思います。ブバッコは悪魔をつくるのが上手くて、山羊の悪魔がもっとも評判がよかったそうです。

 悪魔に美しさを感じたことは無いですが、これにはしびれて購入し、直ぐにお客さんがついたことを覚えています。感性は、人の善悪を超えていますが、香りの世界でも悪魔や魔物は、魅力や神秘さをあらわすことが多いので、恐怖どころか落ち着きや心地よさを感じる方も多いかと思います。
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by fenice2 | 2007-10-28 19:28 | アロマ 香り

心に映る香り

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 最初にこの仕事をやった時に、特にフェアリーに意識して香りをつくることを始めました。その時によく見たのがこのイラストです。結構有名な方のものでご存知の方も多いと思いますが、やはり花と妖精というものは無くてはならない関係のような気もします。

 その時、紹介された女性の方で香りに興味はあったのですがどうしても心が開くことが無い方がいました。香りは、人の心を和ませたり、開いたりさせるものだと信じていた僕にとっては少しショックでした。

 何度依頼されてつくっても、一応の笑顔は見せるのですが、心からよいと思われたことは無いようにも感じました。勿論、色々な心の傷みたいなものはあったと思いますが、香りが癒してくれると単純に思っていたのが未熟でした。

 暫くして、自分ではかなり技術面があがったと思って、お会いする機会がありましたが、今度こそと思い、前より随分手間も時間もかけて、香りをつくりました。カウンセリングや会話はかなり深いところまでいったと思っていたのですが、彼女が満足のいくものは出来なかったようです。

 彼女は、子供の頃から繊細で心が脆い面があって、度々体調を崩したり、学校や仕事を長期に休んだこともあったようです。しかし、或る仕事に就いてからは、明るくなって、新しく結婚することなどもお聞きしたりしました。

 一つ一つの香りを選ぶには理由があって、それがあるイメージに繋がるということは前にも書きましたが、そのイメージが何かの拍子でふっと変わることがあります。そういう意味では非常に掴みにくい方でしたが、中東の産地のガルバナムという香りにだけは不思議な興味を示していました。

 それは、僕が最初に好きになった香りでしたが、使い方も難しく、また殆ど人が選ばない香料であったので、何時もおそるおそる使っていたというのが本音のところでした。それだからこそ、余計にイメージも曖昧なものになっていたのかもしれません。

 香りの世界が精神世界を映すものなら、天使やフェアリーもあるなら、デーモンや悪魔もあるはずでした。悪魔というのが大げさならば、表に出したくない部分といったら適当でしょうか。しかし、闇の部分ということにかけては同じ意味なのかもしれません。

 彼女の香りに映った心の世界は、そのデーモンが大きな影響をあらわしていました。そこに心の苦悩や闇みたいな部分があったのだと思います。しかし、僕はそのことをあまり意識をせずに出来のよい香りとイメージをつくってしまった為に、うまくいかなかったのだと思っています。

 性格の明るい部分や、才能の長所みたいなものしか、香りが表現できないとしたら、心や精神世界からは、かなり遠い存在のものになってしまいます。今考えても、その方は十分心を開いて訴えていたにも関わらず、僕がガルバナムに思い切ったイメージをもてなかった為に、心のデーモンを理解することが出来なかったのかもしれません。

 香りの世界では、デーモンと無理して戦う必要はないです。他の香り(天使やフェアリー)で出来るだけうまく付き合っていくしかないのだと思います。そういう意味ではカウンセリングや将来の方針を尋ねられても、単に性格を変えるなどと安易なことは殆ど言いませんし、デーモンを抜くような香りもつくりません。

 一つ一つの香りは、単なる香りに違いがありません。しかし、心を映していったとき初めて何かを訴えだしたり、表現したりしていきます。ローズも或る人にとっては、優しい母親のような存在の香りでも、或る人にとっては、御高くトゲトゲしい印象にうつることもあります。
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by fenice2 | 2007-10-26 21:41 | アロマ 香り

香りによる癒し

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 秋は心地よい季節ですが、心は不安定になることも多く、金木犀のようなやわらかい香りは知らず知らずのうちに心を和ませます。

 僕自身、前述のようにかなり気落ちすることがあったので、香りに頼りましたが、知らないうちに白檀などのお線香にあるような香りを手放せなくなっていました。考えたら、葬式にお線香や菊の花などが無かったらどれだけ不自然な感覚になるでしょう。

 人にもよりますが、大体気落ちしたときは、白檀(サンダルウッド)、ローズウッドなどのいわゆる木や根の関係の香りがよいと思います。逆に、オレンジやレモンなどの柑橘系は、もう少し元気を出そうというときによいと思います。

 花々の香りは、もっとも人の好みが分かれるところで、生まれた時期の花々が好きになるというのは満更外れていないようです。春の季節の方は梅や桜、夏は菖蒲などの少し落ち着いた感じがする香りが、秋の生まれの人はコスモスや野菊のような甘いような苦味のあるような香りが合うと思います。

 しかし、今のように自然の花が身近でない生活をしていると、意図的に香りを求めていくしかないのかもしれません。以下思いついた程度で香りと気分や気持ちを書いてみました。何かの参考になると幸いです。

 ローズ・・・・・代表的な香りで、もっとも手に入れやすいものですが、殆どがケミカルのものも多く、アロマなど天然香料の中でももっとも良いと思うものを選ぶのがよいと思います。母性愛や思いやりを象徴する香りで、孤独感や閉塞感を癒してくれます。

 ジャスミン・・・・香りの女王とも呼ばれ、天然のよいものはとても高価です。どうしてもやらなくてはならない仕事や、気分を高めたい時にはよいかと思います。鬱にもきくといわれています。

 ゼラニウム・・・少し癖のある香りですが、最近使われる人が多いです。人間関係に疲れて、自分をしっかり見つめたいなどと思う人がよくこの香りを選びます。天然ならアロマの関係の所で入手できます。

 バイオレット・・市販には天然のものはありませんが、ケミカルの香料でもよいものもあります。自分の個性を生かしたり、才能を伸ばしたい方などが選ぶ香料です。競争で疲れた神経もよく癒してくれます。

 ミュゲ(鈴蘭)・・こちらも天然のものは少ないのですが、夢をなくしていると感じている方や、子供心を取り戻したいと思う人がよく好まれます。優しい香りですが、最近は好き嫌いがはっきりする香料の種類になったように思います。

 サンダルウッド(白檀)・・天然香料はとても高価ですが、塞ぎこんだ気持ちを落ち着けるにはもっともよい香料だと思います。気も心も充実している時は、特に必要と思いませんが、悲しい出来事があった後などは、しばらく手放せなくなります。


 香水選びや、アロマを選ぶときに、ご自分の心理状態や気持ちにあわせると意外なほど失敗が少なくなると思います。

 
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by fenice2 | 2007-10-23 16:24 | アロマ 香り