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蝶と花 夢を与えるものと与えられるものー草薙君の場合

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 京都の河原町の近くに住みだしてから、やっと10日あまりですが、この街は光と影がはっきりしているところがあるとよくわかります。通りから少し入れば、僕のところなどは、結構静かですし周囲には昔ながらの町屋の風景が残っています。夜遅くなって、祇園のあたりをぶらつけば、舞妓さんが何気なく帰宅するのを見るのも、やっと見慣れてきました。

 バーなども、隠れ家的なものも多くて、観光客の立場ではわからなかった、路地裏の良さそうなところも一つ一つ発見しては、ほくそえんでいます。勉強会をすると、色々な人から随分目じりが下がったなどと言われます。僕のような、風来坊な人間でも何処か、迎えてくれそうな懐の深さはあるような気もしています。

 先日、例の事件から草薙君の香りを勉強会でつくってみましたが、彼は両親との間にかなりの確執があるような印象を感じるようなものが出来てきましたが、本日週刊文春などを読んでも、親に捨てられたという意識が彼の中にはずっとあったと書かれていました。

 しかし、そういう心理分析はさておき、僕自身は彼を支えてきた大きな背景みたいなものが変質、もしくは崩れていってしまったのではないかと感じていました。夢を与え続けるだけの背景それは、蝶と花、もしくは光とエネルギーみたいな関係なのかもしれません。

 時代の寵児になっていくには、才能以外に如何に質の良い応援や支持が取り付けていくことが出来かが鍵になっていきますが、蝶でも質の良い花に満たされていると、その羽の輝きはひときわ美しく映えていくそうですから、タレントなど華やかさやカリスマみたいなものを要求される世界では、当然意識してしかるべきでしょう。

 しかし、一方で最近そういう寵児を支えていくものが、ファンのみとの関係ではなくて、マスコミ、や様々な企業など、複雑に絡み合ってよくわからないものになっているのではないでしょうか。踊るものと踊らされるものを明確に意識していた時代ならともかく、一体誰にもっともかしずくべきで、誰を意識していけばよいのかわからなくなる中で、イメージだけが勝手に進行していくような気がしています。

 人が心を失い、世の中が混沌としてくると阿修羅が支配をしてくると言いますが、どうも彼自身、自分を支えてくれた人達やその応援みたいなものが見えなくなっていたのかもしれません。そして、もっといえばそういう応援や支援みたいなものも、実際にはずっと彼にとっても希薄になっていったのかもしれません。

 広大な花畑があっても、実は多くの花が造花で、そこで放された蝶はどれだけ苦く、虚しい思いをするでしょうか。

 夢を与えるべき人にも、今の時代は大きな問題がのしかかってきているような気もします。

 前日も、名古屋の勉強会で、どうしても或るアーティストを助けたいという方がいたので、ご一緒に香りをつくって、復活される意味でも、その方にお渡しするようにしましたが、我々のこういういったささやかな行為が、少しでも夢を与える立場の人の心の支えになればと以前から思っていました。

 そういう意味でも、蝶人の会ではこれからも著名人や、夢を与える立場の人に影ながら香りを通じて、内面的に支える立場になっていけば嬉しく思っています。

 暗く、夢を見失いがちになる世の中こそ、本当の意味で夢を与え続ける人の存在は必要です。そういう人が健全に夢を与えることが出来るようになって、初めて世の中にも夢が芽生えて、またそれが夢を与える一人を生むような気がします。

 虚しい競争で羽の摺れた蝶をいくら飛ばしても、心からの幸福を得ることは出来ないと思います。一人一人の心の中に、小さな種をみつけ育てていくことで、花を開かせ、やがてはそれに群れる蝶が出現することで一生を終えるような人生を過ごすべきではないかとも思っています。

 楽園を離れたかのようにみえた、草薙君の蝶は一体何処に向かったのでしょうか。僕の見立てでは、彼はどうもこのまま第二の人生を探していくのではないかとみています。もう二度と虚しい気持ちになりたくはないのだと思います。

 迷蝶という言葉があるそうですが、暫くは、彼も迷う日々が続くと思いますが、やがては静かな生活を発見できるのではないかとも思います。

 
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by fenice2 | 2009-04-29 01:13 | 調香・錬金術

皇室の夢、未来 菊咲一華(キクザキイチゲ)の香り

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 今日は少しナイーブな話題に触れてみたいと思っています。最近、皇室関係の記事が雑誌等にも随分載るようになって、別の件で一緒に仕事をしているせいもあって、自分の中でまとめていかなければと思い、書いてみることにしました。

 先日から、何故か皇室関係の夢を多くみるようになって、それが原因とは言いませんが、これはあくまで僕の個人の感覚ですが、その精神性がかなり危ぶまれているのではないかと感じています。精神や心を扱う仕事にとってからみても、やはり、皇室からのそういう影響は、少なからず多くの人に知らず知らずのうちに及んでいるのではないかとも思います。

 僕は、皇室を身近に感じたのは、やはり糸川先生の影響ですが、最後の御前会議でポツダム宣言を受諾することを巡って、陛下は何処までが本当の日本の姿かを尋ねられたと言います。新聞をはじめ、発表される報道は全て捏造、もしくは事実に反したものであったと言いますから、今の時代とは比べ物にならない嘘と暗黒の世の中であったと思います。

 勝つことが、何時の間に当たり前になってきて、如何に負けを表に出さないという中で、もう誰もが何が本当で何が嘘なのかわからなくなっていたのだと言います。陛下ご自身は、最期は真(まこと)の姿を探しておられたとい言いますから、軍の戦闘機設計の機密部署にいた糸川先生も、自分に何が出来て何が出来ないかを正直に御前会議に伝えるには、とても勇気と決断が必要だったと仰っていました。

 真(まこと)の姿とは何か、ということは、実は平和に暮らす我々日本人に与えられた辛く苦い経験から得られた使命であったのですが、僕自身も含め目先のことに翻弄され、気づくとこのような混沌とした社会や世の中を作り出していったのかもしれません。

 開かれた皇室というものが、どういうものかわかりませんが、少なくとも昭和天皇が行ってきたような、真(まこと)の姿を求められることは、皇室そのものの在り方やご存在の意味を再認識していくものですが、最近は世の中の動きに合わせるように、そういった精神性が感じられなくなったのは、とても残念です。

 もっとも皇室の方々も、そうはいっても大きな社会の仕組みの中では逆らうことも出来ずに、今の状態になって流されてしまっていることを、僭越ながら、苦々しく思われているのかもしれまぜん。

 しかし、僕は、これからの時代は一部の感性が優れ、洗練された人だけがそういう生き方をするのではなくて、少しでも多くの人が真(まこと)の姿を求めていく時代に入ったのではないかとも思っています。

 真(まこと)の姿を求めていく生き方は、知識や知恵も必要ですし、本当のことをいいう勇気もいると思います。もし、御前会議で、陛下が東条英樹はじめ戦争維持の人達の意見や考えを鵜呑みにしていたら、今の日本はありえなかったでしょうし、また糸川先生も軽々しく、B29を落せる戦闘機をつくることは可能だといえば、もっと戦争が長引くことを助長させてしまったのかもしれません。

 先日NHKで、金融危機のことをやっていましたが、あくまで経済の引き立て役だったはずの金融の立場が暴走してしまったことは、嘘に嘘を固められた常識や情報に振り回されたからだと解説していましたが、やはり
真(まこと)の姿を求めていくことを失っていけば、どのようなものであれ、崩壊していくのではないかとも思います。

 経済にも真(まこと)の姿はあるのだと思います。いつかはお金というものは無くなるかもしれませんが、人や世の中の為に本当の意味で役に立ったり喜ばれるような仕事は、そういう意味からは決して無くなることはないと思います。

 写真の菊咲一華(キクザキイチゲ)は、決して派手ではありませんが、春に咲く菊としては控えめで、香りも、まさにそのままの姿で真っ直ぐ訴えてくるものがあるような気がします。

蝶人の会のHPが出来ましたが、そこでは一人一人香りのつくり手をご紹介していきたいと思っていますが、我々も香りを通じて真(まこと)の姿を求めていくが大切ではないかと思っています。
 
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by fenice2 | 2009-04-20 19:04 | アロマ 香り

ウェスティンホテル 香りのウエディングフェアーにて

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 僕自身は、あまりホテルでのフェアーは好きではないのですが、ウェスティンホテルの系列には、未だに講座などもやっています。この写真は、一度に40人の方の香りを1時間ほどでおつくりしたのですが、写真でもお分かりになると思いますが、それでもお一人30種類以上は選んで頂きました。

 勉強をされている方は、ご存知でしょうが、僕は殆どオリジナルの香りのベースをつくっていて、それを約10年ほどかけて完成していきました。

 簡単に説明しますと、香料はそれぞれに個性や方向性みたいなものがありまして、今目の前で違う香料をまぜても、しっかり混ざりきってしまうまでは、何週間もかかってしまうものもあります。

 よくアロマで、調合されていますが、油性であることもあってなかなか混じりあうことはありません。

 そういう意味で、調香師は昔から自分のベースを持っていますが、僕も200本近くのそういうベースを持っています。一本につき、10種類以上は入っているものもありますから、実際には何百種類のものを混ぜ合わせていくことになります。

 NYで仕事をしたときも、現地の調香師はそれほど細かくベースはつくっていなかったので、僕のやり方は少し行き過ぎているのではないかと思ったりしましたが、それが今度は心や内面をみていくには、これでも不足に感じることもあります。

 香りが、何故夢や心、精神などに関係していくか少しはお分かりになっていただけるでしょうか?香りは、古代からもっとも魂や心に近い物質だと言われています。細かく繊細に香りを分類していくほど、さらに心の奥深い部分に届いてきます。

 香りが心を表現するものでなくてはならないのに、香りが壁になって心をふさぐものになってはならないと思います。最近の香りで単純に性格判断をやっていく方法などは、香りの可能性や将来性をみていく上ではよいものだとはいえないでしょう。

 香りの繊細さに気づいていけば、自然の中にある香りの奥深さや悟りみたいな部分も理解できるようになります。香りは何時も何かを訴え、投げかけています。それに気づけば、我々は、目に見えない世界を少しずつ理解していくと思います。
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by fenice2 | 2009-04-10 01:36 | アロマ 香り

蝶人の会ー様々な香りのつくり手が羽ばたく時期

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 高瀬川どころか、祇園や先斗町も今の住まいからは、目と鼻の先なので、まだホテルにでもいるような気分ですが、ぼちぼち自分の生活もつくっていこうと思っています。最初は、東京の他の事務所も置いておこうと思っていたのですが、だんだんのめりこんできてしまい、結局はここが拠点になっていきそうです。

 以前から割りと人よりもゆくっりでしたが、さらにはんなりいきそうです。こちらの言葉にも、なんとなく馴染んできました。

 それにしても、テポドンですがあれで、いよいよ日本人も本音で生きていかなくてはならないことに目覚めたことと思います。もう、建前や格好つけている生き方ではあきまへん、という声がここいらあたりで色々聞こえてきそうです。

 僕は、日本人の良さはやはり和の精神に尽きると思っていますが、それ以上に日本人の武器は本当は繊細な情緒にあるのではないかと思っています。それが戦後の経済を中心した中で、目に見えるグログロしたものばかりに目が行くようになって、外資系のホテルのロビーなどを見るとゲンナリしてしまいますが、ああいうモノを作り出す為に進んでいたのは、全く逆方向ではなかったでしょうか。

 日本人は、もう何千年も前から自然と調和する生活を確立していて、その中に様々な文化も生み出していきました。結局、エコだとか自然環境だといっても、何時までもギチギチの経済に繋がっているようでは、およそ文化といえるものとは程遠い存在にものになっていくでしょう。

 色々な分野で、テクノロジーがまだまだ発達していこうとしていますが、僕は今の方向で進んでいくことは一度完全にストップしてしまったほうがよいのではないかと思っています。確かに、医学や遺伝子工学は目を見張るものがあると思いますが、どうもよくない方向にいってしまうのではないかとも思っています。

 それらは、この辺りでぼちぼちやることにして、やはりもう一度心や内面、もしくは精神性という目に見えにくいが、古代から続いている人間の根本的な仕組みを見直していくべきだと思えてなりません。

 意志伝達がもっとはっきりしてこれば、テレパシーのようなものになってきますし、想像力を高めていけば、自然と人だけでなく、世の中の様々なもの、木や石やもっと大きな山やそういうものとのコミュニケーションも発達してくるかもしれません。

 人は、そういう自然の背景で生かされていることを忘れかけてきていますし、人の社会の中でも本当の意味での心の繋がりの背景を失ってきています。

 まず、今の社会の中で人がどういう心の繋がりがあるのか明らかにしていくべきだと思っています。人は決して一人では生きていません。確かに、今目の前には心から繋がる関係が少なくとも、何処かにはつながる人がいるのだと思います。

 今年は、それが香りをつくるテーマとして、いよいよ勉強してきた人たちにも香りをつくる仕事を手伝ってもらおうと思っています。まずは、100人近くの勉強している中から、数人自らのテーマをもった人が出てきたので、今月中にもご紹介したいと思っています。

 僕も今までとおり、ご依頼でつくりますが、やはり色々なつくり手がいたほうが、そういう心の繋がりというテーマとしては、もっと成功してくると思います。

 心の繋がりを本当の意味で、自分の心に感じた人は心がとても豊かになってくると思います。今年中には、10人ほどのつくり手を紹介できたらと思っていますが、香りの勉強はなかなか難しく、僕自身も本当に色々なことを得てきますから、やはり資格ビジネスや時間数をこなせばよしとする立場にはとっていませんが、指導する立場としては、その方の生き方そのものと向き合うようにしています。

 心の技は、手先の技ではありません。目先の技術を追い求めても、やがては何も残せなかったことを気づくと思います。香りの真似事をする人は増えてきましたが、香りは他の想像物よりもさらに自分の心を映してしまいます。

 そういう意味では、救いにも滅びにも繋がるものですから、僕自身何時もそのことを自分に投げかけています。


 
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by fenice2 | 2009-04-08 00:43 | アロマ 香り

予知夢と過去生の夢ーこれから出会う人と過去に会った人

 
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 京都の住まいもやっときまり、ぼちぼち引越しの準備をしています。どの街に行ってもどうしても中心街からはなれることが出来ないせいか、東山あたりも色々回ったのですが、結局は河原町四条のデパートが多い裏の辺りにあったものを、すぐに気に入ってしまいました。

 哲学の道あたりは、意外と観光客も多いので、本当はもっと遠い大原あたりが良いのでしょうが、まだまだ隠居する身でもないので、やはり活気のある場所に魅せられてしまうようです。京都が他の都市と違うのは、こんなに賑やかな場所でも、一歩奥に入るとまだ町屋風の雰囲気のある場所が幾らでもあって、こればかりはやはり一見さんではわからないところではないかと勝手に思っています。

 京都には実は、子供の頃にやはりこの辺りに住んでいて、20代のときもよく長居したものでしたが、名古屋との距離が近いせいもあって、なかなか住むまでには至りませんでした。

 考えてみれば、大抵の人は東京との往復が仕事だったのですが、僕は何故か京都、名古屋、東京の周りをぐるぐるしていて、それからイタリアやスペインにも住んでみましたが、京都の良さは特にミラノに行きだして余計に身近に感じるようになったような気がします。

 あれほど色々な意味で、海外移住派だったのですが、やはりあのNYのテロの影響で考えが全く変わってしまいました。以前にも書きましたが、僕は何度もそれらしい夢をみていましたから、現実にTVでそれを見たときはまさかと思ってしまいました。

 こういう仕事をしているせいもありますが、僕は今までどういう仕事をしてきても、予想とか予言みたいなことに関心を持ちましたが、経営者をやっていたときもどうしても先のことに関心を寄せましたが、今の仕事ほどそういう分野と深い繋がりがあるのはないだろうと思っています。

 香りをつくるときも、最初イメージするときは、楽しくて何でもそこに自分の夢を入れ込んでいきますが、実際に香料を選び、分量を考え組み合わせを考えてくると、そこにどうしても香りのイメージというものが出来上がったきてしまいます。

 香料の組み合わせには、或るセオリーや決め事があって、良い香りが出来てくる組み合わせというのは、実際には無限にあるわけではないです。天才と言われる人も意外と常識的なことの積み重ねで、特別なことをやったのではないかと思っています。

 人の人生もなかなか上手くいきません。学歴や仕事、それらも大変ですが、もっとイメージと離れてきてしまうのは、僕は、男女関係を中心とした人の繋がりではないかと思っています。

 モノを買うなら、お金を持って、買いたいモノをイメージしていれば、大体そこから離れることは、まずありません。仮に離れていたら、これぞというばかりに不平をいったり、不満をぶつけたりします。経済がやたら発展していったのは、この辺りに根拠があるような気がします。

 男女の出会いは、人から紹介されたり、仮に自分から外見などから判断して選んでいったとしても、時として大きなイメージの差に悩まされることになります。

 このイメージは、想像力、予知夢などとも深く関係してきますが、この問題をはっきり解決していかないと、なかなか次の時代はひらかれないのではないかとも思っています。

 

 
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by fenice2 | 2009-04-05 01:58 | アロマ 香り