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故ダイアナ妃の思い出ー詩仙堂にて、香りの記憶療法について

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 詩仙堂は、季節を問わず訪れるようにしていますが、昨日は天気の悪かったせいもあり、半分諦めの気持ちで訪れましたが、意外なほど紅葉が綺麗だったので豊かな気持ちで帰ってきました。

 詩仙堂は、故ダイアナ妃が好きな場所であったらしく、ご自分の手記にも何度かその名前が出てきますが、そのことが余計に僕自身何度も足を向かわすことになりました。

 京都は、多くが山に囲まれていますが、やはり嵐山もそうですが山側に近いところほど紅葉も綺麗で街中があまり紅葉していなくとも、綺麗な紅葉を見る機会が多いような気がします。今年は特に、京都でも綺麗なところが少なかったので、やっと秋が来た感じがしていました。

 香りの勉強会を通じて、こういう京都の自然や文化に触れることはとてもあり難く思っていますが、僕自身香りをつくることを通じて最近、益々心や精神の治療のような方向に向かっていることがよくわかります。

 心が病むとか、精神が荒廃するということは最近では当たり前のようにいわれていますが、勉強会や個人の方の香りをつくるうちにやはり、何故そういうふうになってしまったのかということを、一人一人カウンセリングしてきました。

 また、即効性はないものの、長い時間をかけて香りを接してくるとそういった心の病の多くから開放されてくるのをみて、理論的にはまだ不確かなところがりますが、結果が出ていっているのをみて近い将来必ず香りの療法として確立されてくるのではないかと思っています。

 先日も、朝日新聞の取材をお受けしましたが、やはり香りが、何らかの次の時代を担うキーワードになってくるような予感に思っている人は多いとのことでしたが、僕自身も日々そう感じています。

 香りの潜在的な可能性を見つけていくには、やはり純度の高い香料で調香によって色々な角度をみていくしかないような気がしています。アロマもかなり試しましたが、幾ら天然でも元々単価の低い香料をどれだけ合わせていっても、そういった心や精神につながるものは見出していけないのではと感じています。

 雑草や道端にあるようなアロマの香料は、体に摂取することによって薬として効果のあるものは多いと思いますが、百草丸のような胃に効くようなものが、香料の部分で、現代の心の病に可能性があるとはいえないような気がします。

 ローズやサンダルウッドなども高価なものは、心の治療には効果的と思っていますが、僕はある天然の香料が現代ではもっと効果があると感じていましたが、勉強会などでもやっと使い始めましたが、皆さん香水でもアロマでもない香りが出来上がってくるのに驚いているようです。

 香りのカウンセリングを通して、治療のようなものを続けていくうちに、だんだん現代の心の病がどのようにして起こってきたのかをわかるようになりました。勿論、個々人として違いますし、結果が出にくい方もあると思いますが、今占いや人生相談などもその知識と経験に頼ることが多いと思っています。

 僕自身も含めて、現代人は日々感覚を歪まされ、感性を失っています。普段は気づかないそういった内面の状況も、大きな決断や人生の岐路についた時に大きく左右することになります。

 困ったときにアドバイスを求める産業は、今の時代は幾らでもありますが、お金で手に入れたものと自分自身で掴んだものとでは雲泥の差があるような気がしています。僕自身は、自分の本当の意味での感性を育てる場所や環境もそういった産業とは別の部分でも出来てこなくてはならないのではと感じています。

 
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by fenice2 | 2009-11-30 11:46 | 香りの記憶療法

嵯峨野にてー花が持つ不思議な愛情

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 嵯峨野を歩いていて、本当に少しづつですが、世の中や時代が変わっているのではないかと思っています。去年、同じ時期に同じように歩いた道も、何処か温かく感じるような気がします。気候のせいもありますが、自然の中では、人が考えている以上に、もっと先に動いているような印象を受けます。

 景気は悪く、人の心は乱れがちですが、本当に悪いことばかりではないように感じます。目先のことは暗いことが多いかもしれませんが、僕はやっと日本も困った国を助けることが出来る役割を果たしてくるのではないかとも思っています。

 文明が終末になると、やたらと巨大な建造物を建てたがるそうですが、東京などの大都市では、そのうち一つの街が入るような、地下都市も出来上がってくるかもしれません。大手のデベロッパーなどの話を聞くと、もう地上は時代遅れだそうで、これからは地面がテーマらしいです。

 飛行機業界が、駄目になってくるのも、空や地上の時代が終わったことを告げているような気がします。摩天楼のように上に積みあげる時代は終わり、やっと多くの人は地球の内面に向かって関心を持つことは、僕は悪いことではないと思っています。

 人の心や潜在意識など、本来もっと人が付き合っていく上で重要なことを、今ままでにあまりにもおろそかにしてきたような気がします。人の信用が地位や財産や、家柄だけのものでしたら、結局はいつも何処かで寂しい人間関係をつくってしまうようです。

 婚カツも良いですが、もっと心から交流できる人を探していくほうが、もっと面白いような気もします。人が本当に相手のことを理解しようとしたり、自分の奥深い部分を伝えようとすれば、詰まらない諍いや衝突はかなり少なくなっていくのではと思っています。

 恋愛は、時に大きな力を与えてくれますが、相手を理解しないでいるとそれは知らないうちに、天に向かって高く積みあがってしまうこともあります。人の気持ちにも上に上がってしまうものと、横に広がっていくものなど色々です。

 高く積みあがったものは、やがてその重みに倒れてしまいます。自分の気持ちで一杯一杯になってしまう人や、思い込みが激しい人は、心に気持ちの摩天楼をつくってしまう人です。

 愛されることや、好きに思われることは不快なことではありませんが、いつ倒れるかわからない気持ちを積み重ねていくことは、何時かは周囲の人に迷惑をかけることになります。

 気持ちに強さや、見た目の大きさよりも深さや心地よさを問われる時代になってきました。



 小さなコスモスには、可憐な気持ちがあるような気がします。誰かこのコスモスを愛して、好きになっても、それほど大きな罪には問われないような感じがします。コスモスは多くの人に愛されますが、それでも浮気ものといわれることはありません。

 花が本来持っている愛情は実に不思議なものです。小動物も多くは愛を返してきますが、花には金輪際かなわないような気がします。

 愛情が分からなくなって、寂しい気持ちになりそうになったら、花を愛でる気持ちを忘れないようにすべきです。ささやかで、とても小さな愛情ですが精一杯愛を返そうとしていることがわかります。何かを愛することも本当は、こういう地味で小さなものでよいのかもしれません。

 愛の大きさに惑わされないように、愛の強さに惑わされないようにと、コスモスの香りをきくと囁いているような気がしてきました。


 
 
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by fenice2 | 2009-11-24 20:21 | 香りの記憶療法

夢に近い現実と現実に近い夢ー運命について

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 運という目に見えない存在も香りと同じですから、時々香りを作るときにも引き合いに出されることは多いです。以前にも少し書きましたが、運というものは自分の努力だけではなんともしがたいものがありますが、そうかと言って、直ぐに運が良くなるとか悪くなるというものでもないと思います。

 運がよくなりたいという人はいますが、運が悪くなってもよいという人は殆どいません。ただし、運についてとても強い関心がある人とない人は確かにいます。運について、色々考えるようになるのは、何か人生で大きな出来事が起こったり、自分の力の限界を感じた人など色々ですが、運はそれだけ生きるということと無関係な存在ではないようです。

 別の話をすれば、日本はアフリカよりもずっと運の良い国なのかもしれません。経済は発達していますし、貧困で死ぬ人など殆どいません。アフリカに日本のようなワイドショーがあったら、毎日のように直視できない事件が山積みですが、残念ながら運がよい国に限って、一つ起こった凶悪な事件でこの世の終わりのように大騒ぎをします。

 以前スーダンの特集の雑誌を見ましたが、目をそむけたくなるような写真のオンパレードでした。日本の大抵の人はこういう雑誌をみるのは、体に悪いと感じるのか、どうかすると気分が悪くなったと言ったりします。

 自分の不幸を比べる人はいませんが、相対的な出来事としてはそれは存在することもあります。同じ事故に遭遇しても、他界する人もいれば軽い怪我ですむ人もいます。怪我をした人は、それ自体は不幸ですが、他界した人と比べればその気持ちもおさめられます。

 しかし、他界した人は運が悪かったので、その関係の方は漠然と不幸なダメージが心を襲います。そうやって、考えれば運というのは、人間の社会やどうかすると競争みたいなものと深く結びついていて、運は損得や利害関係に深く関係していうような気さえします。

 昔の人は、運をもっと心の問題にしたり、深くて長い時代の所からの影響だと考えていたようですが、それは、現代の運の考え方とは少し違っているようです。

 人が生きて、功罪を行いその結果として起こってくるものが運としていたようですが、そうやって考えると今の時代の運をよくするという行為やビジネス事態ほとんどが、何処に根拠をおいているのかが疑問になります。

 世界と言わないまでも、出来るだけ不幸にあった人に触れなくすることが、運という人もいます。これは昔の日本の村社会の村八分なんかの考え方や雰囲気に似ています。

 今の日本の社会を悪くしている原因の中で、この不幸や運のイメージの捉え方です。不幸になっている人や困った人を助けない、助けることが出来ないということがこの運命の考えに基いているようです。

 僕自身の個人的な考え方は、そういった何かご祈祷や他から与えられたようなものよりは、運は心から始まっていって、出来上がってくると思っています。そういう意味では、今何を考え、何を感じているかのほうに重きをおきたいほうです。

 転生輪廻、前世など不思議な世界のイメージも、今生きている人があってこそだと思います。運命や宿命に翻弄されてしまう人は、逆に今生きていることを疎かにしているような気がします。

 幸福であろうが、不幸であろうが人は生きている限り、何かを経験しそこから色々なものを感じまた学んでいきます。人を大きく傷つけたり、傷つけられたりする出来事からは避けるべきだと思いますが、それ以外のことは経験したものに勝るものはないのではと思っています。

 精神世界のことのイメージや知識が、最近過剰に宣伝されている気がしますが、生きている人間の感性こそがその方の財産ではないかと、香りをつくることから感じています。

 どれだけよいイメージや考えを持つ人も、それを実行しなかったり経験していない人はしっかりした感性や考えを持つには至らないと思います。

 また虹の写真ですが、今度は三重県の鈴鹿市の椿大社のお参りにいく前に、京都で見たものとそっくり濃く綺麗なものに遭遇しました。これも運でしょうか。全く不思議ですが、自然の中にだって、まだまだ現実であるのにロマンがあるものに満たされています。

 自分の心の中だけにロマンを求めずに、現実の世界の中からもロマンを感じ、作り出しましょう。

 
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by fenice2 | 2009-11-19 19:34 | アロマ 香り

南禅寺の思考の時間ー人が人と上手く付き合う法

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 そろそろ、京都でも紅葉が始まってきました。まだ、観光客は少ないのですが、地元の人たちにとってみれば、このぐらいの時期の方がゆっくりできてよいのかもしれません。

 先週までは、まだ青々していた南禅寺の木々もかなり紅葉してきて、同じ場所でも全く違った雰囲気をかもし出しています。今、このあたりを訪れている方は、紅葉のピークをむしろ避けてきているような人たちもいるようです。

 失礼ながら、一組の老夫婦の話を大きな山門の前で、紅葉に浸るようなふりをして盗み聞きをいていました。傍からみると誰もが、仲良く連れ添ってきたと思えるその方たちは、実はとても複雑な間柄であるようでした。

 どのような苦労があったのかわかりませんし、お互いがどういう家庭生活をしてきて、実際の夫や奥さんもまるで想像できない様子がありました。それは、それだけその二人がよく似合っていて、まるでずっと同じ道を歩いてきたようにみえたからでした。

 おそらく、若い頃に初めて会った場所が、この山門であったように感じましたし、それから気が遠くなるほど長い時間会いもしないし、話したこともなかったのかもしれないようでした。

 何十年ぶりかに会った、二人はずっと目の前の現実に格闘しながら、お互いの心を見続けてきたのかもしれません。そうやって考えれば、今までの自分たちの現実は、何であったのだろうというようなことを話していました。

 愛せない人を愛したと言わないけれども、自分が愛する人はもっと他にいるのではないかと思っていた、とか、子供を愛することが自分の中のもっとも大切なことだと思っていたというような内容でした。

 自分に与えられた現実、自分に与えられた人間関係、自分に与えられた夢や希望、しかしそれらが必ずしも幸せではなかったけれども、そこから何かを感じ、何かを得てこなければならない、そういうことがお互いの心の中で妙に納得しているような雰囲気もありました。

 ”屍になる私たち”という言葉を何度も発していましたが、肉体を抜け精神的なことに深い関心を起こすたびに、二人の愛は深く育っていったのかもしれません。

 若い頃に、二人は確かにここで出会っていて、お互い運命の人だということをわかっていたのでしょう。しかし、現実は二人に長い人生を一緒に歩いていく道を与えることはなかったようです。むしろ、その道とは真逆の道を突き進ませたのかもしれません。

 与えられたものは、完全でもないし、自分の心を満足するものから大きくかけ離れたものだったのかもしれない。程度は人によって色々あると思いますが、その理想と現実のギャップにどうすればよいかと考えたりします。

 香りでも、最高の物を使って、最高の技術集団をつかって作れば、深い芸術作品と呼べるようなものが出来るかもしれません。しかし、その最高のものを一体何人、何十人の人が理解し、味わうことが出来るでしょうか。

 僕もカウンセリングしながら、その方の悩みや苦しみをお聞きして香りをつくっていきますが、そういう方を前にして何時も思うことは、本当の意味では何も特別なものを欲しているわけではないということです。

 夢とか希望とか、生きがいと言いますが、それは実は先日の運がよくなったり悪くなったりすることとは根本的に違う場所にあるのではないかと思ったりします。

 スピリチャルや精神世界にも知らないうちに、現実の中での幸、不幸が影響してきます。それは、精神世界という見えない世界がいつの間にか、現実の世界の常識や損得までに侵されていることになるのではと感じたりします。

 人の心は、隅から隅まで見える必要はないように思います。見えない場所があるからといって、それが現実の世界の中の不安や恐怖とは全く異質なものだと思います。

 今の現実も見えない部分が多いのですが、それが即に闇であるということにはならないと思います。


 その二人の今の付き合いは、深い闇に眠っていたものであったのかもしれません。しかし、今はこの上なく幸福を感じておられるのかもしれないです。

 
 
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by fenice2 | 2009-11-12 22:11 | アロマ 香り

京都御所の特別公開ー悠久の時間

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 随分ブログが遅れました。最近忙しいときが多く、それ以上に京都にとってよい季節になってきましたので、毎日がじっとしていることができないというのが本音でしょうか。方々から、早く書いてほしいといわれまして、恥ずかしながら書いています。

 御所での時間は、とてもゆったりしていて、正直言って皇室はこちらに帰ってこられたほうが、よほどゆっくりできるではと思ったりします。陛下の日ごろいない御所は正直って、とても広大な敷地をもてあましがちのようなきもします。

 最近、運とか宿命といったものを聞かれることが多いのですが、それは簡単にいえばその人を取り巻いている雲みたいなものともいえるのではないでしょうか。そういう意味では、人と人が心からわかりあえる距離は、数メートルも離れていれば十分ではないかと思ったりします。
 
 私たちは、毎日そういった雲のようにものにのって、生きているのかのかもしれません。人によってはそれがとても重苦しい暗雲のようなものになっている人もいますし、入道雲のように真っ白でまっすぐ空に向かってあがっている人もいます。

 香りの仕事をやるようになって、その雲みたいなものを表現しようとしているのかもしれませんが、その雲そのものが、その方がこれから進むべき運命があって、内面からのものも多くメッセージを残しています。

 また、その雲が大きく削られていたり、何か大きな矢のようなものが刺さっているのではないかと感じることもありますが、それはその人の行く手を大きく遮る役目をしているのではないかと思ったりします。

 雲に突き刺さるそれらは、ほかの人からのよくない感情、嫉妬や恨みなどではないかと想像したりします。

 何かうまくいかないことあればそれは、過去に誰かを大きく傷つけたり、知らないうちに恨みを買うようなこともしたことが原因になっているのかもしれません。人と人の心のやり取りは、その場を知らずにやり過ごしたとしても、何処かで大きな心の障害を残すことになるかも知れませんが、それがこういった形でイメージしてくるような気もします。

 黒い雲のイメージを持つ人は、とかく心が暗くなっている人が多く、内面的に悩みや苦しみを持っている人が多いように思います。人によって違いますが、ミントなどグリーン系で晴れてくる人もいますし、ローズのような愛らしい香りで、白くなっていく人もいます。

 そういえば、先日、京都で見たこともない虹を目撃したので、写真を載せておきます。あまりはっきりしていて、地面やほかの建物にも映っているほどでした。

 確実に自然も、人の心も何か新しい時代に向かって動き出しているような気がしています。社会や国に起こる大きなことよりも、個人に起こる繊細で小さな出来事の積み重ねが、やがて大きな奇跡を起こすのかもしれません。

 
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by fenice2 | 2009-11-09 23:37 | 京都