宇宙というイマジネーション

 自分が愛読している本を紹介するのは恥ずかしいのですが、「アミ 小さな宇宙人」は何度読んでも感動する部分が多く、未だに発見することが多い本です。シリーズでまだ後5冊ほどありますが、実際にアミという宇宙人が語ったというものは3冊ほどです。

 途中からさくらももこが、イラストを入れましたが可愛らしいイラストとは裏腹に内容はかなり濃いもので、ファンタジーでもあり、SFのようでもあり、また哲学的な部分も多くあります。目の前の社会との対応のみでガチガチになっている人などは、良い頭の切り替えになると思います。

 僕は初めて会った人で気の合いそうな人には思い切ってこの本を紹介しますが、宇宙人がいるとか地球以外の世界があるということを、理論や理屈で攻めたてていくのではなくて、こういう世界があったらよいねという目線で、次々と不思議な世界を紹介してくことが妙な説得力があるように思います。仮に単なる思い付きで書いたとしても、あれほどの描写や具体的な人間関係までをつくることは、相当なイマジネーションが必要だと思っています。

 考えたら、若い頃、まだ経験もない10代の頃から暇があれば、人の相談にのることが多かったのですが、想像力が豊かだったのか、単なる空想好きだったのかわかりませんが、その人の本来持つべきイメージみたいなものが見えてきて、それを話すだけで不思議に思われたことがあります。

 魂とかオーラーとか色々な言い方をしていますが、どんな人にも本来はパーフェクトな世界観があって、その中ではあらゆるイメージが実現出来て、自分の存在感をしっかり感じるイマジネーションの世界があるように思います。

 勿論、現実は色々な制約や常識があって、そんなパーフェクトなイマジネーションを維持出来ることは不可能に近いのかもしれませんが、訓練や習慣によってはそれをなんとか心の何処かに置いておくことは出来ると思います。

 自分のイマジネーションがうまく働かない人は、誰かの為、好きな人でも、深く思っている人でも良いのですが、喜ぶ顔を想像しながら何かをつくることが大切だと思います。今はメールとか携帯とか安易なコミュニケーションツールはそろっていますが、気持ちや心を伝えたりするのにはむしろマイナスな部分もあるのかなと思ったりします。
 
 世界中で出版された本ですが、在庫の問題もあり大手の本屋にしか無いと思います。もし、お時間があれば是非読んでみてください。

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# by fenice2 | 2007-10-13 19:58 | 宇宙人アミ

香りのイマジネーション

 
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 先日、お客さんの一人が或る展覧会に入選したので、記念にそのイメージの香りをつくって欲しいとご依頼され、重い荷物も持って会場まで出かけていきました。

 何時も、思うのですが、こういう大手の展覧会に来ても何か会場が埃っぽく、また香りも無い無味乾燥の世界で、どうも五感を刺激するまでもない空間にアートを鑑賞するだけのテンションが上がるのだろうかと考えてしまいます。

 その点、香りがあると突然五感が刺激されるようになります。不思議なことに同じようにみている絵でも、何かよい香りがあると、今まであまり見えてこなかった色やものが見えたりします。シャーマンが能力を高めるために香を焚くのも、芸術家が何か作品をつくる時に必要以上に一つの匂いや香りにこだわるのも同じような理由です。

 受賞した絵を、前にして作者と一緒に香りをつくります。グリーンが多い絵で、全体的に風の流れのようなものもあります。そういうイメージで香りを選んでいくと、ふと絵の中ではとても見づらい、控えめなローズが花瓶にさしてありました。

 絵の上手さや技巧に頼って、絵を描いていくと最期は自分のイメージしていたものとは違ったものになってしまうことがあると仰っていましたが、その点香りには形が無く、不確かな部分もありますが、感性とか好みには自由に配置できます。

 その方は、全体の雰囲気はその絵の通りグリーンで涼やかな感じでしたが、もう少し華があるような面もあるように感じました。香りを選んでいくうちに、必要以上にローズにこだわることがわかりました。ご自分でも何度もこんなにローズが好きだったなんて!と仰っていました。

 香りが、一通り選んで色々な話をするうちに、その方が本当はもっとローズを絵の真ん中に持ってきたかったと言われまして、受賞をして喜んでいたけどまだまだやることはあるとその結果が導き出されたことに喜んでいただきました。

 それからは、今後のことを色々話し合いました。絵を描くことは、自分のイマジネーションでやっていくことなのに、その絵が完成するに従って、今度はその絵に心が囚われてしまうことは、どうしても賞をとりたいとか、上手く仕上げたいとかそういう邪念が入ってしまうことになったとか、たった一つの香りをつくるだけで、こういう"心のドラマ"が始まることは嬉しいことです。

 最近、よく思うのですが人は心から作り出せるものがあると喜びを感じますが、それが無いとやはりツマラナク思える日が増えてしまうのではないでしょうか。

 心からイマジネーションしていくことはとても大切なことだと思います。恋愛も雑じりけの無い純粋なイマジネーションがまず大切だと思います。
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# by fenice2 | 2007-10-12 18:48 | 二科展

香りでみる未来

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 最近、街に金木犀が香るようになったので非常にリラックスできるようになりました。毎月何かの香りにぼうっと感じていれば幸せだなと感じたりします。

 先日、ノストラダムスの関係の本を読んでいましたが、当時占星術、錬金術、調香は一つの秘術とされていたところがあって、彼自身もかなり調香の技術はもっていたことを確認しました。

 香りを勉強する人は、ほとんどがフランスに行きますが、僕の場合は最初の出会いが、フィレンツェのサンタマリアノベラ教会で、もし教会という場所で香料と出会わなかったら今のこういう仕事もやっていないのではと思っています。

 それからは、ヴェニスにも過去優秀な調香師が居たことをしって、画商をしながら香りの関係の勉強していきましたが、本格的にやりだしたのは日本に帰ってからです。しかし、香りの勉強という中で心や精神のことで結びつけることはとても少なく、やはり調香というものだけが何時の時代からか一人歩きしてしまったような気もします。

 “星”と“香り”は何か結びつきがあったらどうだろうかと、漠然と考えたことがあって何時の頃からか占星術と香りを結びつけて考えるようになりましたが、それから生年月日で遠方の方の香りをつくるようなこともするようになりました。

 星が上から導いてくれるものなら、花々や木々に宿る香りは、地上から人をよい方向に導いてくれるものではないかなと思っています。また、人は生きている限りよい事も悪い事もあるので、上を見上げることも苦痛の日もあるかもしれません。そんな時でも、香りは何処からともなく来て、心を癒してくれることもあります。

 ヨモギやルリハコベ、ヒヨスなどは、過去、教会の悪魔祓いに使われてた香料だそうですが、香りや匂いは人の欲望や執着とも深く関係していることから、精神世界にも大きな影響を与えてきました。

 一つ一つの香りを選ぶにもそれなりの理由がありますが、幾つか選んでくると香りの出来上がりがわかるように、その方の将来像みたいなものがイメージとして見えてきます。

 宿命とか運命とか必ず大きな岐路に立つ時は匂いや香りが関係していたように思います。

 僕にとって、香りをつくることも、香りでその方の将来のイメージをとらえてくることも同じだと考えています。そういう意味では、本当は昔のように調香学、占星学、錬金術などはもっと関係していかなくてはならないのかもしれません。
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# by fenice2 | 2007-10-08 20:04 | 調香・錬金術

死者との会話

 若くして父が他界したために、急遽20代の前半で大きな企業を継ぐことになったことは、想像も出来ない苦労の連続でした。何よりも父がカリスマ的な存在で、会社の殆どの実権を掌握していたこともあって、会社の誰に聞いても不明瞭なことばかりでした。

 もっとも健全な状態ならそれでも良かったのですが、父自身会社の状態の心労がたたって命を縮めたといってもよくて、会社も人間でいえば瀕死の重傷に近いものであったように思います。

 普段目にしたことも無い数字とか負債のオンパレードで、如何に長男が継がなくてはならないとはいえ誰もが、いけにえのように見ていたようです。僕自身、何もせずに只座っているだけなら、身も尾心も堕ちるところまで堕ちていってしまったのかもしれません。

 霊とか死者の魂というものを信じないほうではなかったのですが、積極的なほうではなかったと思っています。それでも毎日、亡き父が夢に出たり、朝方そこにいたような気配を何度も感じました。出てきて父は、生きていたときと同じような調子で会社がまだまだ存続できるようなことを力説しては消えていきました。

 会社に戻ると、具体的な動きがどんどん進んでいました。債権者集会、経営会議や営業会議など、要するにこれからどうしていくかということばかりでした。法律的なことや財務などの知識や情報は毎日山のように叩き込まれていきました。

 生きている人間には、確かに魂があります。でも死んでもそこに何かが残っているような気がします。それは正直いって魂とはちょっと違うと思います。しかし、姿が無くても同じようにそれは主張し、場合によっては命じ続けます。

 会社の存続は、誰もが望んでいたことだし、亡き父もしっかり再建することが何よりの成仏だと口々に言う人も多かったように思います。僕もそういう周囲の声とか見えないエネルギーみたいなものに引きずられながら、毎日を過ごしていきました。

 経験や知識も無かった若造が、確かに努力はあったものの最期はより大きな企業と合併出来たことは、最初の悲惨な状態から考えれば上出来であったと思っています。只、そういう出来すぎたことを周囲は、或る時は奇妙な目で、また或る時は摩訶不思議に見ていたような気がします。

 明らかに常軌とは違う方法で、僕は再建劇のシナリオを描いたのかもしれません。何故か父のやることがある時から把握できるようになって、きっとこうするだろうということが事細かに頭に浮かんでまたその通り指示していきました。

 亡き父の亡霊は、最期まで僕をシャーマンのように仕立てて、筋書きを書いていきました。しかし、もう一方でかすかに発する声がありました。小さな声ですが、ずっと最初から何かを叫んでいました。その声は、今考えても父の本心の声であったと思っています。

 霊の語り部のような立場であれ、ともかく僕が最期まで非難されるようなことはありませんでした。しかし、全てが終わろうとした時に、その小さな声は前よりももっとはっきりしたものになっていきました。勿論、父の生前残した手帳などにもその声と同じようなものは書いてありましたが、ほとんど気にすることもありませんでした。

 亡き人の意思とか考えと言いますが、本当にそれが理解できる人がどれぐらい居るでしょうか?僕自身もよく理解もしないままに、父のもっともわかりやすくて目立つものばかりを伝えてきたような気がします。

 人は生きている限り、怨念や執着、欲みたいなものに苛まれます。しかし、死んだ後もそういうものに苦しめられることになるのでしょうか?

 父の本心、良心かもしれませんがそれを表に発していくことが出来なかったことに、同じように僕も傷つき、心が堕ちていきました。父のその声は最初から「無に戻すように。」と言い続けていたのにずっと他の声を優先しすぎていって、無視していったのです。

 お陰で僕は成功者になりましたが、何もかも生きていくのが虚しくなっていきました。僕自身、現実の大きな流れの中で何も本当のことを言えない人間なんだと思うようになりました。

 只、人よりも変わった能力があっても、伝えるものを間違えると意味がないような経験だったと思います。最初からそういう繊細なものに目を向けることが出来たら、もっと違った現実や結果が出来ていたと今でも思っています。
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# by fenice2 | 2007-10-04 22:09 | シャーマン

はじめましてCO-DAIです。

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 exciteで占い師で紹介されているCO-DAIです。自分の仕事について、前々から不思議な分野であると思っていましたが、気が付くとカウンセリングや未来を予測する立場にたっていました。

 20代の時に、初めて大きな壁にあたってそれを越えるために色々苦労をしました。2千人を超える企業の代表だった為に、常に先を先を見なくてはなりませんでした。経験も無く、自分の人脈も皆無の中で、責任だけが重くのしかかってくる生活は、苦痛そのものでした。

 そんな時に、日本のホロスコープの父と言われるロケット工学博士の糸川英夫先生と出会いました。当時、先生は組織工学研究所というものをやっておられ、僕も早速それに入れてもらったのですが、その頃は占いとか占星術などというものよりも、世界の情勢などを詳しく見つめ勉強するというものでした。

 ”世界を見渡せば未来がみえる”が糸川先生の口癖でしたが、その中でも特にイスラエルに注目されていて、何度か先生に同行し大学施設などを中心に回りましたから、自然と半ば留学みたいな形になっていました。

 イスラエルというよりも、エルサレムに着いた時に何故過去ここが多くの権力者がこぞって取り合いになるかを解るような気がしました。イスラム、ユダヤ、キリストの聖地であることもそうですが、多くの人がそこに集まるエネルギーと言いますか、祈りといいますかともかく立っているだけでもピリピリしたほどです。

 多くの祈りが、宗派を超えて存在しているということは、そこにあらゆる人間の心の姿みたいなものがあるような気がしました。枠にとらわれない何か、逆をいうと、殆ど人はそれだけ生活や心までも枠にはめられて生きているのかもしれません。

 長い歴史もあって、そこにいる人に触れ話しているうちに、知らずしらず、彼らは未来を予測し、また毎日の生活そのものが先をみていくものがあるような感じを強くうけました。

 親が神主の系統だったせいもあって、元々信仰深いところはありましたが、イスラエルに行ってからは余計に占星術などに熱心になり、毎日誰かのホロスコープを書いては人事などの役に立てるようにしました。

 それが、僕自身がこういう世界に踏み入れた第一歩でしたが、ようやく会社も落ち着いて大手と合併の話が決まってからは自然と関心が無くなっていったような気がします。しばらくは、ヨーロッパを回るなどして、画商などをしながら過ごしていました。


  CO-DAI HP
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# by fenice2 | 2007-10-02 16:15 | 糸川英夫