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人を幸福にする技術

 
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 僕は、本来ずぼらな人間で、自由に過ごせといわれれば何時までも雲を見て過ごすことも出来ます。

 自然の中で雲ほど変化の多い自然物はないように思います。香りといい本来そういった形があってないようなものが好きなのかもしれません。

 しかし、僕は人を幸せにする部分はこういった、一見わかるようでわかりにくいものではないかと日ごろから思っています。挨拶、礼儀、何気ない会話の中にも幸福にすることが出来るものもあれば、不幸になってしまうこともあると思います。

 人は元来、誰かを傷つけたり、陥れようとして生きているのではないと思います。しかし、社会の中でいきているうちに、どうしても無理をしていることが重なって、素直に自分の気持ちや心が表せないようになるときも出てきます。

 本能で生きていくことに、無責任に肯定する人もいますが、人が人でなくなってしまうことはそれほど難しいことではないと思います。誰かを好きになったり、愛情不足で悩んだりするのも本能以外の、理性や情緒があるからなのだと思います。

 僕自身も若い頃から、色々な経験をしてきましたが、どれだけ大きな組織や莫大資産もちょっとしたことがきっかけであっという間に失っていくのをみてきて、本当は人は何が大切なのだろうと考えたりしました。

 技術といっても、所詮経済が生んだものは、それ以上でもそれ以下でもないような気がします。デフレなどで、今まで高かったものが急に安くなっても、喜ぶのは一時的なもので、やがてその安い値段のものにも慣れてきてしまいます。

 よく人の親切や思いやりが、当り前になってしまう人がいますが、この場合は前述のこととは意味あいが違い、もっと心の貧しさを物語っているように思います。

 よく心から尽くせとか、心をこめてという言葉が使われますが、これも何かしっかりした技術や修練あってこそのものだと思います。気持ちだけをどれだけしっかりみせても、所詮真心のようなものは伝わっていきません。

 心を尽くして、何かを作り出すことを経験しなくてはその意味はわからないことも多く、またそれが何か技術の裏づけがないと、単なる標語のようになってしまうことも多いと思います。

 毎日の食事をつくるにも技術が必要ですし、たかがお茶一杯入れるにも、色々なことに気を使い技を磨いていけばきりのないぐらい高みの部分があることがわかると思いますが、所詮人間はそういった現実に形になったものをみて、判断したり感じたりすることをする生き物ではないでしょうか。

 人を好きになったり、愛したりすることにも技術は結びついてきます。自分の気持ちの進め方、相手が喜ぶことをあれこれ考えていくことは、楽しい作業で、料理一つでも進歩していくように思います。

 僕のように何もこんなに複雑な調香技術を万人の人が、出来るようになる必要はないと思いますが、そういった心や精神的なことの関係を改めて感じさせてくれるものは、これからももっと大切にされていくのではないかと感じます。

 心の問題を、こういった現実のつながりの関係無しで扱うことは、むしろ雲を掴むような話になってしまうと思います。親の愛情も何かを子供に与えることでわかることもあります。しかし、それが単なるモノなのか、何か自分の気持ちを通じてつくったものなにかは、似ているようで違います。

 僕の調香の技術も、こういった毎日の生活の中から生まれたり、発見したりすることも多いです。人が人を幸せにしていくのは、気持ちや言葉だけで感じることにはどうしても限界があります。


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by fenice2 | 2010-02-01 01:23 | 夢 希望
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